行動力がある人の特徴とは？ 行動力を身につける方法まとめ

言葉よりも行動で示す人、自分の考えを迷わずに行動へ移せる人。そのような人の持つ行動力は、消極的な人や奥手な人にとってはうらやましい限りです。この記事では、「行動力がある人」と「行動力がない人」の特徴について考えてみました。また、行動力を身につける具体的な方法や心構えとは、どのようなものなのでしょうか？ 行動力や積極性を身につけたい人にお届けします。

行動力とは？

行動力とは、どういう意味なのでしょうか？ 実用日本語表現辞典（weblio辞書）によれば、以下のように説明されています。

何かを思い立った際に、実際に行動を起こし、それを実現する力。または、そうした実現に向けて行動する勇気や度胸などのことを幅広く指す表現。

参照：実用日本語表現辞典（weblio辞書）

行動力とは、アクションを起こす力や、物事を実現するために動く意志があることをあらわす言葉ともいえるでしょう。目標やゴールに向けてパワフルに物事を進めていく迅速な行動を意味すると考えられます。

行動力のある人の特徴

やるべきことに向かって、迷わずに動くことができる行動力のある人。その積極的な動きには、目を見張るものがあります。ここでは、そのような行動力がある人の特徴や共通点を見ていきましょう。もちろん、行動力がある人の特徴には個人差があるため、ひとりひとり違うことでしょう。しかし、これからご紹介する特徴を読み進めていくなかで、あなたの身の周りにいる行動力のある人との共通点を見い出すことができるかもしれません。

ポジティブ思考

行動力がある人は、ポジティブな思考をする傾向があるともいえるでしょう。ただし、行き当たりばったりであったり、楽観的な考えに基づく行動とは異なり、行動力のある人が起こすアクションには計画性があると考えられます。目的を達成するためにはどうしたらいいのかを考えてから速やかに行動に移し、その行動が失敗したとしても前向きにとらえ、柔軟に軌道修正をする人が行動力のある人なのかもしれません。

シンプルな価値観

人は、行動を起こす前に過去の経験や知識などから失敗のリスクを考えてしまうため、どうしても初動が遅れてしまうことがあります。しかし、行動力がある人は、物事を複雑にとらえすぎないようにしているのかもしれません。シンプルに考えるようにすると、物事の本質を見極める判断力が研ぎ澄まされることを、行動力がある人は知っているのでしょう。

好奇心旺盛

好奇心旺盛なところも、行動力がある人の特徴に挙げられるのではないでしょうか。行動力がある人は、目の前にある問題や課題に対して、不安や恐れよりも好奇心が勝り、ひるまずに挑んでいく勇気や度胸を持っているのかもしれません。

失敗を恐れない

行動力がある人は、失敗を恐れない勇気を持っていると考えられます。目的や目標を達成するためには、失敗がつきものであることを理解しているのかもしれません。また、失敗に対して慎重になりすぎた場合、行動や決断が鈍ってしまうことを、行動力のある人は本能的に知っているのでしょう。

結果にとらわれない

目的を達成するために行動を起こしても、その結果、失敗してしまうこともあるでしょう。しかし、行動力がある人は、その結果にいつまでもとらわれたり、ずるずると後悔を引きずったりしないはずです。自分なりに物事を精一杯やりとげたという達成感や、次に活かすことができる課題解決法を得ることができた満足感などがあるため、気持ちの切り替えが早くできるのかもしれません。

行動力がない人の特徴

物事に対して積極的に動いていく行動力がある人もいれば、消極的で行動力が乏しい人もいます。主体性がない人や無気力な人、意外なことに完璧主義者のなかにも、行動力のない人が存在するようです。ここからは、行動力がない人の特徴として考えられることをご紹介していきます。あくまでも参考のひとつとして、読み進めてみてください。

目的や目標があいまい

明確なビジョンがなく、目的や目標があいまいな人は、行動力に欠ける傾向にあるかもしれません。自分が「こうしたい！」と思うものがないと、周りに流されてしまいがちです。また、優柔不断な人も、行動力を発揮することが難しい場合もあるでしょう。

面倒くさがり

行動力がない人の特徴として、面倒くさがりであることも挙げられるでしょう。頭では「こうしたい、ああしたたほうがいい」と考えていても、行動に起こすことをおっくうに感じてしまうのかもしれません。面倒くさがりな人は、何事も後回しにしてしまう傾向にあり、その結果「何もしない」となってしまうことが多いと考えられます。

マイナス思考

極端なマイナス思考も、行動力がない人の特徴のひとつといってもいいでしょう。マイナス思考の人は、行動を起こす前から「うまくいかないに決まっている」と失敗する原因を集め、自分が行動しない理由を正当化してしまう傾向があるかもしれません。また、他人任せで自分は行動せず、ことの成り行きを見ているだけの人も、積極性に乏しく、「責任を負いたくない」というマイナス思考の持ち主が多いようです。

完璧主義者

失敗が許せない完璧主義者も、行動力に欠けたところが見受けられるかもしれません。すべてを完璧にやりとげたいため、行動そのものよりも、入念な計画や準備に時間をとられてしまうからです。こだわりの強さから行動にスピードが伴わない完璧主義者は、「行動力のない人」と見られてしまう場合もあるでしょう。

自信がない

物事の選択や決断ができても、自分に自信がない人はそれを行動に移すことが難しいかもしれません。最初の一歩を踏み出す勇気や度胸がなく、「これで本当にいいのか？」「失敗しないだろうか？」などと臆病になってしまい、結果、行動をしないまま終わってしまうこともあるでしょう。

行動力を身につける方法

「行動力がある人になりたい！」と思ったとき、どんなことを実践すればいいのでしょうか？ ここからは、行動力を身につける方法と心構えをお伝えします。行動力を養うポイントは、自分の考え方を変えることにあるようです。

物事を先延ばしにしない

何事も先延ばしにしないほうがいいでしょう。とくに、問題やトラブルなどは、先延ばしにすればするほど解決するのが難しくなってしまいます。物事には、取り返しのつかないことがあるものです。行動力のなさを後悔しないためにも、「今日できることは今日やる！」と自分にいい聞かせてみるのもひとつの方法です。

明確な目的や目標を持つ

行動力を身につけるため、明確な目的や目標を持つようにしましょう。まずは、簡単に達成できるような目標を設定して、それをひとつひとつ成しとげていけば、その達成感や喜びによって行動を起こすクセがつくかもしれません。また、物事の優先順位も見極められるようになり、徐々にフットワークも軽くなっていくでしょう。

自分の信念を優先する

自分の選択や決断を疑わないようにしましょう。周囲の言葉に耳を傾ける姿勢や協調性は、とても大切なことです。しかし、他人の意見やアドバイスが間違っていたり、根拠がないこともあります。自分が納得して行動できるようになるためにも、周囲に左右されず、自分の信念を優先してみるといいかもしれません。

リスクよりもリターンを考える

消極的な人は、行動を起こす前にリスクを考えてしまうため、動きづらくなってしまいがちです。リスクへの対策を講じることは、とても大切です。しかし、リスクを考えるあまり、勇気や度胸が失われ、行動を起こす一歩を踏み出せなくなる可能性もあります。行動力を奮い立たせるには、リスクよりも、行動を起こすことによって得られるリターンを考えるポジティブさが重要なのではないでしょうか。

行動そのものを楽しむ

周囲の期待や要望に応えることに、心をとらわれていませんか？ 自分の選択や決断を信じて行動を起こしても、周りの反応ばかりを気にしていては、行動そのものを負担に感じてしまうこともあるでしょう。そのような気持ちが焦りや気負いにつながり、物事の実現や解決が難しくなるかもしれません。しなやかな行動力を身につけるためにも、まずは自分の行動を楽しむ余裕や遊び心を持つようにするといいでしょう。

勇気と度胸、情熱を持つことで、行動力は手に入る！

行動力とは、軽快なフットワークで自らが率先して動くことともいえるでしょう。他人の意見を尊重しながらも、自分の信念に従って奔走する行動力がある人の姿は、周囲からも一目置かれ、頼りがいがあると評価されるはずです。何事にもリスクがつきものであり、それを回避するために頭で考えることも大切です。しかし、それを理由に行動を起こさないとなると、目的の達成は不可能といっても過言ではないでしょう。物事を実現させる行動力を身につけるために、日頃の言動や習慣、考え方を見直して、失敗を恐れない勇気や度胸、情熱を養うように心がけましょう。

編集／FASHION BOX
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※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しており、記事内にある作用を実証するものではありません

公開日：2020.08.13