私たちの体は毎日の食事からつくられます。大人だからこそ、何をどのように食べるか、見極める力をつけたいもの。元気で素敵な人は何をどんなふうに食べているのか。管理栄養士の堀 知佐子さんに、健康&きれいの食習慣を教えてもらいました。
《目次》
●堀 知佐子さん「加工品は控え、素材の力を丸ごとチャージ」
●堀 知佐子さんの食生活【1】オイルは“酸化に強いもの”を選んで、体の中から老化を防ぐ
●堀 知佐子さんの食生活【2】1日の始まりは果物で必要な栄養素を効率よく
●堀 知佐子さんの食生活【3】キムチなどの発酵食品を調味料代わりに活用
●Profile……管理栄養士 堀 知佐子さん
堀 知佐子さん「加工品は控え、素材の力を丸ごとチャージ」
「身体は、自分が口にしたものからできるので、“何を食べるか”は大事」というのが堀さんのモットー。
加工品はほぼ食べないので、ショートニング入りのお菓子や清涼飲料水などはもちろん、自宅の冷蔵庫にはハムやソーセージ、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップもありません。
「よく食べるのは、ヨーグルトやキムチ、納豆、みそ、チーズなどの発酵食品や海藻類。ポリフェノールやマグネシウムが豊富なナッツ類は油や塩を使っていないものを。魚も切り身より、一尾丸ごとのほうが新鮮で栄養価が高い。刺身もサクで買うので、ウチでは刺身盛り合わせは出てきません(笑)」
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堀 知佐子さんの食生活【1】
オイルは“酸化に強いもの”を選んで、体の中から老化を防ぐ
オリーブオイルはすこやか工房の「オリーブハート」を使用(1)。加熱しても酸化しにくく、生でも飲めるフレッシュな万能オイル。
ごま油は竹本油脂のマルホン胡麻油。香り立つ焙煎タイプ(2)と、無香の太白(たいはく)胡麻油(3)を料理によって使い分け。
レモンが香り立つ「新鮮檸檬オリーブオイル」(井上誠耕園)はパンにつけて(4)。パンだけ食べるより急激に血糖値があがりにくいそう。
さらりとクセのない「日清MCTオイルHC」(日清オイリオ)はサラダなどにかけて(5)。
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堀 知佐子さんの食生活【2】
1日の始まりは果物で必要な栄養素を効率よく
「朝の果物は金。水分や炭水化物、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルが手軽にとれます」。ヨーグルトには、おからパウダーをプラス。コーヒーと大好きな炭酸水で、頭と体を目覚めさせて。
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堀 知佐子さんの食生活【3】
キムチなどの発酵食品を調味料代わりに活用
毎日食卓に上る豆腐。しょうゆは使わず、キムチやたくあん、しらす、塩昆布などをのせてアレンジ。サラダにも、キムチや塩昆布、梅干し、チーズをトッピングしてドレッシング代わりに。
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Profile
管理栄養士 堀 知佐子さん
アンチエイジングがテーマのレストラン「ル・リール」のオーナー兼シェフ。管理栄養士、食生活アドバイザーとして各方面で活躍。著書に『今日から変わる! 若返り食生活』(きずな出版)などがある。
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photograph_Keiichi Suto
text_Aya Teramoto
(大人のおしゃれ手帖 2020年9月号)
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