「お酒を飲むと太る」という話はよく耳にしますが、実はこれは間違いなのだそう。大切なのは、お酒との付き合い方。自身もお酒が大好きだという医師の石原新菜先生が、内臓脂肪を増やさないための正しいお酒の飲み方をレクチャーしてくれました。先生がおすすめする、太らないおつまみも参考にしてみて。
≪目次≫●“お酒は太る”は間違い! 適量ならばむしろ体にいい
●教えてくれたのは……
“お酒は太る”は間違い! 適量ならばむしろ体にいい
実はお酒が大好きで、ほぼ毎日飲んでいるという新菜先生。自宅ではビール350mL缶を2本、芋焼酎のロックを3~4杯飲んでいます。芋焼酎は蒸留酒なので二日酔いしにくく、しかも低カロリーで糖質もゼロなので、生活習慣病の予防にもなります。一方で、日本酒は焼酎よりは糖質が多いので、少量を丁寧に飲むようにしています。
新菜先生がぜひ伝えたいと思っているのは、「お酒を飲むと太るという考えは間違っている」ということ。「お酒は悪者ではなく、適量をしっかり守って飲めば、むしろ体によいもの」なのです。
お酒を飲むと太るというイメージがあるのは、お酒をよりおいしくする“つまみ・アテ”を食べすぎているからです。というのも、お酒を飲むと空腹感を感じやすくなり、フライドポテトやシメのラーメンなど、高カロリーな食べ物についつい手を出しがちなのです。
内臓脂肪を増やさないためには、脂肪になりやすい糖質の摂りすぎを控えるのが大事です。新菜先生は、梅きゅうりやみそキャベツ、枝豆、刺身、揚げ豆腐、漬物など、和風のつまみを意識して食べています。和風のつまみは、低カロリーで低糖質なことに加え、新鮮な食材を使っていることが多く、野菜の食物繊維やポリフェノール、魚のオメガ3の油なども摂れます。
一方で、つまみを控えてお酒だけ飲む人がいますが、それは肝臓への負担が重くなるのでおすすめできません。低糖質のつまみをちびちび食べながら、ほどよく飲むのが正解なのです。
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教えてくれたのは……
イシハラクリニック副院長
石原新菜(いしはら・にいな)先生
【Profile】
内科医。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。帝京大学医学部卒業。父・石原結實氏のクリニックで、主に漢方医学、自然療法、食事療法による治療にあたる。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師。『1日1杯で病気を防ぐ! 免疫力アップの健康みそ汁』(扶桑社)、『「冷え」をとれば9割治る! 病気しらず医者いらずの健康生活』(海竜社)など著書・監修書多数。テレビ、講演でも活躍中。
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(抜粋)
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編集・執筆:株式会社はる制作室、真瀬崇、坂本夏子、黒澤円、石野宏幸
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WEB編集:FASHION BOX、株式会社エクスライト