糖質制限中も外食可！おすすめの丼物、麺類、カレー【医師監修】

外食業界では、低糖質メニューを導入する店舗が増えてきました。これも、糖質制限食が一般的に認知されるようになったことの表れといえるでしょう。
今回は糖質制限中におすすめのメニューと具体的な店名について、高雄病院理事長の江部康二先生に紹介してもらいました。江部先生は、認知症を引き起こす最大の要因は糖質の摂り過ぎだと指摘し、糖質制限食を推奨しています。ぜひ、参考にしてください。

牛丼チェーン店のおすすめ低糖質メニュー

私は、牛丼チェーンのすき家が提供している「牛丼ライト」のファンです。ご飯の代わりに豆腐を使ったメニューで、糖質（炭水化物）の量は並盛りで17.9グラム。オーダーの際には、糖質の含まれるタレとポン酢はかけないように店員さんにお願いしています。

同じく牛丼チェーンの吉野家でも「ライザップ牛サラダ」という低糖質メニューを出しています。牛肉に加えて鶏肉やブロッコリー、半熟卵をのせたサラダでボリューム的にも満足できる一品です。さらにエビとアボカドをプラスした「ライザップ牛サラダエビアボカド」というメニューもあります。

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ファミレスでのおすすめ低糖質メニュー

ファミリーレストランのロイヤルホストは「低糖質パン」を提供しています。同店で出されている「英国風パン」に比べると約50%糖質オフです。ガストでは糖質控えめのホウレンソウ麺を使った麺メニューを提供しています。期間限定で「海老と山芋オクラのねばとろサラダ麺」「1日分の野菜のベジ塩タンメン」などがあり、通常の中華麺よりも糖質は約40%オフとのことです。

麺つながりでいけば、長崎ちゃんぽんの専門チェーンであるリンガーハット。ここでは麺の入っていないちゃんぽん「野菜たっぷり食べるスープ」を提供しています。糖質のことを心配せずに長崎ちゃんぽんの味が楽しめて、しかも野菜をたっぷりと摂ることができます。

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ご法度のカレーも低糖質メニューが登場

糖質制限食では、カレーライスはご法度だということはよく知られています。ライスはもちろんですが、カレールーにも小麦粉が入っているので、避けるに越したことはありません。

しかし、日本人の多くはカレー好き。そのニーズに応えようと、CoCo壱番屋が提供しているのが「低糖質カレー」です。このメニューではライスの代わりにカリフラワーライスを使用しており、糖質の量は16.5グラムに抑えています。これなら安心して食べることができますね。ちなみに同店で出している「ポークカレー」の糖質量は85.8グラムとのこと。両者を比較すると、企業努力が感じられますね。

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積極的に低糖質メニューをオーダーしよう！

以上、多くの人におなじみのお店を取り上げながら、それぞれで提供している低糖質メニューを紹介してきました。もちろんこれがすべてではなく、探せばほかにもたくさんあると思います。こうした低糖質メニューは定番メニューとしてずっと販売されるとはかぎらず、人気が出なければ消えていくことも十分に考えられます。実際、そうした前例もあるようです。

また、低糖質メニューを期間限定で提供するケースも見受けられます。定番メニューとしていつ行っても味わえるようになるには、やはり一定の支持が必要ということでしょう。外食の際には、ぜひこうした低糖質メニューをオーダーするようにしたいものです。

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教えてくれたのは……

江部康二（えべ・こうじ）

【Profile】
1950年、京都府生まれ。京都市右京区・高雄病院理事長。数多くの臨床活動の中からダイエット、糖尿病克服に画期的な効果がある「糖質制限食」の体系を確立。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』にて糖尿病や糖質制限食にまつわる情報を日々発信している。『「糖質オフ！」健康法主食を抜けば生活習慣病は防げる！』（PHP文庫）、『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』（ダイヤモンド社）など、多数の著書がある。

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（抜粋）