現代人は一日4時間労働を目指すべき!? 勝間和代流・人生100年時代のライフスタイル

さまざまな医療技術や衛生技術が発達したことで、長生きができる時代になりつつあります。経済評論家の勝間和代さんは人生100年時代を見据え、身体的リスクを軽減するために労働時間は4時間に下げるべきといいます。果たして、そんなことは可能なのでしょうか……？

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一日4時間労働が身体的リスクを軽減する

毎日、身体によい食事を摂り、十分な運動と睡眠を行うためには、実は一日の労働時間が8時間を超えるとかなり難しいと思います。

労働時間を最低でも7時間以内、できれば6時間以下にまで下げることが好ましいでしょう。

そうでなければ、一日1万歩歩いたり、8時間以上睡眠をとったりするなんてことはほとんど不可能な気がします。

21世紀の今日、次第に、労働時間の長さよりも、労働生産の量が評価される時代に徐々にシフトしています。またITやデジタル技術などのテクノロジーの発展もめざましいため、その技術を駆使すれば、一日4時間労働くらいで前世紀の8時間労働相当の成果を出すことができれば、まったく問題ないでしょう。

昭和の8時間労働は、令和では4時間に短縮することだって不可能ではないのです。そうすれば、収入を減らすこともなく、食事と運動と睡眠に十分な投資をすることは可能です。

こうした一日4時間労働のライフスタイルが好ましいのは、人生100年時代の今日、100歳もしくはそれに近い年齢で、死ぬまで働き続けることができる見込みがあることに尽きます。

教えてくれたのは……勝間和代（かつま・かずよ）さん

現代人は一日4時間労働を目指すべき!? 勝間和代流・人生100年時代のライフスタイル — 勝間和代（かつま・かずよ）さん

【PROFILE】
経済評論家、株式会社監査と分析取締役、中央大学ビジネススクール客員教授
1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。主宰する「勝間塾」にて、なりたい自分になるための教育プログラムを展開するかたわら、麻雀のプロ資格取得、YouTuberなど、活躍の場をさらに拡大中。テレビや雑誌で専門知識をフル稼働させた節約法や、自身の体験と研究をもとにした家事、家電選びのアドバイスも人気。『2週間で人生を取り戻す！勝間式汚部屋脱出プログラム』（文藝春秋）、『勝間式超ロジカル家事』（アチーブメント出版）、『勝間式食事ハック』（宝島社）など著書多数。公式YouTubeチャンネル「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」を配信中。

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（抜粋）