麻生久美子|多忙な毎日をポジティブに乗り切るコツは「“毎日生まれ変わる!”と思って1日を過ごすこと」インタビュー

麻生久美子|初共演の木村拓哉の印象は? 仕事と育児で多忙な日々を乗り切るコツもインタビュー

麻生久美子さんとサステナブル

40代になって女優として、またひとりの女性としてさらに輝きを増す麻生久美子さん。二児の母でもある彼女に、サステナブルな時代への想いや日々の重ね方について聞いてみました。

『GLOW』最新号を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

 

等身大でおしゃれを楽しみながら環境保護に貢献できたら素敵です

麻生久美子|多忙な毎日をポジティブに乗り切るコツは「“毎日生まれ変わる!”と思って1日を過ごすこと」インタビュー
ニットトップス2万5300円、スカート5万8300円(ともにエブール フォー ロンハーマン)、ニットキャミソール2万8600円(エクストリーム カシミア/すべてロンハーマン) リング右手中指2万2000円、左手親指〈太〉2万4200円、左手親指〈細〉1万5400円(すべてポダ/アトリエジムル)

華やかなニットレイヤードで環境への配慮をさりげなく
無染色のニットキャミソールと艶やかなセットアップで華のあるレイヤードスタイルに。

年齢を重ねるほどに毎日が楽しくなっていく

涼やかで透明感のある美しさと、肩の力が抜けたまろやかな明るさが魅力の麻生久美子さん。撮影中も終始にこやかに、時には茶目っ気を覗かせながらポーズや表情をくるくると変える。
「コロナ禍であまり買い物に行けなかったので、素敵な服が着られて楽しかったです。基本的にいつの時代でも着られそうなシンプルな服が好きなので、新しい服を買わなくても気持ちよく過ごせてますけど(笑)。今は黒と白の服がすごく多くて、自分としてもちょっと変えたい気分だったので刺激にもなりました。これから取り入れるなら、パステル系のパープルやブルーが着てみたいかな」

今回はどれもサステナブルな配慮のある服ばかり。それぞれのこだわりポイントを聞くとその多様さに目を丸くする。
「ひと言でサステナブルといってもいろんな取り組み方があるんですね。そうとは気づかないくらいに、おしゃれにアレンジされているので気負わずに着られるのが嬉しい。私自身、ふだんはそこまで強く意識はしていないですが、もともと自然に近い素材やナチュラルで着心地のいい服が好みなので、無意識のうちに手に取っていることがあります。素敵だなと思って買った服が、環境に配慮したものだったらベストですね」

温暖化や災害、自然環境についての様ざまな情報やニュースを見聞きするにつけ、子育て中の身としては気がかりなことも多いに違いない。
「このままだと地球が心配ですし、子どもたちの未来は大丈夫かなと思ってしまいます。キャンプが好きでコロナ禍になる前は家族でよく出かけていたのですが、外で過ごしていると自然に対して感謝の気持ちが湧き上がってきますし、できるだけ環境は壊したくないなと感じます。気になる企業はインターネットで取り組みを調べたり、寄付したこともあります。サステナブルな活動を通して環境を守れるのは絶対にいいことですから、自分なりの方法で応援できたらと思っています」

肩肘張らずに等身大でサステナブルと向き合うスタンスにも、軽やかで自然体な人柄がにじむ。そんな彼女も40代になって「疲れやすくなった」と苦笑い。
「以前に比べると体力的には衰えを感じることもありますが、年を重ねるごとに気持ちは豊かになっているように思います。仕事も40代になってからの方が充実していますし。それに、どうしたって年は取るわけだから楽しまないと損じゃないですか。だから、もう前向きに受け止めるようにしています」

とはいえ、仕事に家事や育児など、日常はやりたいこと、やるべきことが盛りだくさん。多忙な毎日をポジティブに乗り切る大きな力になったのが、最近、取り入れ始めた時間の使い方のコツ。
「“毎日生まれ変わる”と思って1日を過ごすようにしています。やれることを全部やり切ってから眠りについて、まっさらな気持ちで朝を迎える、昨日を引きずらないという考え方がおもしろいなと思って。実際に始めてみたら、ますます前向きになって、やる気が出るし、ちょっとした不調は全部なくなりました。本来はまったりタイプの人間なんですが、自分の中でパワースイッチのオンオフがはっきりしたおかげでどんどんこなせて、その達成感を味わうのが楽しみになりました。次の日が来るのが待ち遠しくて、大きい声で『おはよう!』って言いたくなるくらい気持ちがいいんです(笑)」

40代は仕事がさらに充実 今秋も話題作に次々出演

仕事ではご自身も手応えを感じているとおり、話題作への出演が相次ぎ、女優として実力も存在感もさらに揺るぎないものになっている。今秋も絶対に見逃せない出演作が続く。ひとつはNHKの連続ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』。人気ドラマシリーズ『時効警察』で共演したオダギリジョーさんが脚本・演出を手掛ける意欲作で、警察犬係の主人公と相棒の警察犬オリバーが事件解決に挑む物語だ。
「オダギリさんの人徳だと思いますが、キャストがとにかく豪華! 主演の池松壮亮さんはじめ、永瀬正敏さん、永山瑛太さん、野性爆弾のくっきー!さんなど、個性的な方々が伸び伸びお芝居されていて見応えがあります。オダギリさんが脚本や演出はもちろん、編集や音楽もすべて手掛けていて、世界観がすごくセンスがよくてかっこいいので必見です」

麻生さんは主人公の同僚・漆原役で、意外な見どころがあるとも。
「どんなキャラクターにするか考えていた時に前髪を短くしてみようと思って、オダギリさんに提案したんです。そうしたら、“前髪を切るのが好きなキャラ”になってしまって(笑)。どうでもいいことだけど、そういう細かい味つけが独特でおもしろいですよね」

もうひとつは木村拓哉さんと長澤まさみさんがコンビを組んだ大ヒット映画『マスカレード・ホテル』の続編『マスカレード・ナイト』。
「前作は拝見しましたが、まさか自分が関わるとは思ってもいませんでした。木村さんには初めてお目にかかったんですが、座長としての佇まいが素晴らしくて、尊敬できる部分がたくさんありすぎました。まさみちゃんは友だちで気心が知れているので、緊張感があるなかでも気持ちが和みました。東野圭吾さん原作なのでストーリーが間違いなくおもしろいですし、原作と違うところもあるから誰が犯人か推理しながら見てください。舞台となるホテルの仮面舞踏会が華やかで、気分が上がると思いますよ」

[麻生久美子]ドラマ「あのときキスしておけば……」で松坂桃李らと共演! コメディを演じるコツは? インタビュー

松岡茉優|キャリア18年! トップ女優が“生活者”を目指す理由

PROFILE/麻生久美子(あそう・くみこ)

1978年6月17日生まれ。千葉県出身。9歳と4歳の二児の母。9月17日より全国ロードショーの映画『マスカレード・ナイト』(東宝)、同日放送スタートの連続ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK/全3回)に出演。

『GLOW』最新号を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

小芝風花が驚いた、ドラマ共演の中島健人のモテ行動とは? インタビュー

林遣都|30歳の節目を迎え「今の自分をさらけ出したい」 安部公房 作の舞台『友達』への意気込みを語る|インタビュー

木村文乃「こんなに自分を好きになれるとは」 人見知りしなくなったきっかけは?


撮影=柴田フミコ
スタイリング=宮澤敬子〈WHITNEY〉
ヘア&メイク=ナライユミ
取材・文=安田晴美

GLOW 2021年10月号

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

WEB編集=FASHION BOX

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ