掃除が苦手な人へ｜部屋の汚れをためない5つの工夫［整理収納アドバイザー小西紗代直伝］

綺麗な部屋で心地よく暮らしたい。そんな願いは多くの人が持っているはず。でも現実は……。「掃除とは汚れてからするものではなく、汚れる前にしたほうが効率的です」と教えてくれるのは、整理収納アドバイザーの小西紗代さん。「汚れはたまると落とすのに時間も労力もいりますが、小さな汚れであればさっと拭くだけ。また、部屋に物が少なく、片付いていれば、掃除のスタートダッシュが速く、そのぶん短い時間で掃除できます」。そんな理想のルーティンを身につけるためのヒントを教えてもらいます。

TJ MOOK『大人のおしゃれ手帖特別編集心地よく暮らすための掃除と片付け』

≪素敵に暮らすあの人たちの、時間に追われない「小さな工夫」≫

自宅にいることが増えた分、よりいっそう「ラクして心地よく暮らす」ニーズが高まっています。そこで本誌では、掃除や片付けのプロたちに、暮らしをラクにしてくれるモノ選びの方法、掃除・収納の方法を取材。ムリなく家を整えて、心地よく暮らすテクニックが学べるほか、心地よく暮らしている人たちの素敵なインテリアものぞき見ることができる一冊です。

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掃除が苦手な人が「片付いた部屋」をキープするためのアイデア

物を床に置かない

「物を床に置かないだけで、かなり家はすっきり片付いて見えます。片付いて見えると、もう少し片付ける気も起こりますし、床が見える状態なら掃除機をすぐにかける気にもなります。片付けが苦手な人は、まずは床に物を置かないことから始めてみませんか」

物を増やさない

「物が多いと、掃除をしようと思ったときに、物を移動してから、というワンアクションが増えてしまいます。棚などはスペースがあればあるほど物をつい詰めこんでしまいますが、少なければ少ないほど、中の掃除はラクで、きれいな状態を簡単にキープできます」

たまったホコリをすぐに取り除ける仕組みにする

「毎日必ずたまっていくホコリ。ホコリ取りには終わりがありません。ならば、たまったホコリがすぐに取り除ける仕組みにしませんか。我が家は冷蔵庫の上、レンジフードの上などの高い位置で目に見えない場所には新聞紙を貼っています。こうすると、新聞紙を張り替えるだけで掃除がすみます」

掃除をルーティン化して迷う時間を減らす

「いつ掃除しようかと迷う時間がもったいないです。毎日は掃除しないけれど、定期的に掃除はしたいコンロの五徳などは、毎週金曜日にすると決めて、念のためスマホのリマインダーをセットしています。あれこれ考えず、体を動かし始めることが大事です」

やる気を出す環境を作る

「掃除が大好きという人はそんなに多くはありません。だからこそ、オンラインでつながりながら、みんなで一斉に掃除をするなど、自分のモチベーションを維持する場を持つのも効果的。私のオンラインレッスンでは、参加者が同時に掃除を行う試みも。毎週金曜日夜には、clubhouse を通じて、一週間の家事のリセットを提案しています」

教えてくれたのは、小西紗代さん

整理収納アドバイザー、風水鑑定士、生前整理アドバイザー準1級認定指導員。整理収納サロン「神戸のちいさな収納教室」を主宰。整理収納のルールやコツに加え、風水やデジタルツールを活用した、独自の開運収納術を提案している。著書に『片づけのことを考えただけで疲れてしまうあなたへ。』『さよさんの片づけが大好きになるベストアイデア』など多数。

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