マダム世代のアイカラーはクリームタイプが◎ 美しく仕上げるポイントをヘアメイク山本浩未が伝授

山本浩未さんの「これだけ」メイク塾

メイクをすると粉っぽくなり、かえって老けて見えてしまうことがある、塗ったものがヨレたりひび割れたりして、メイクが崩れやすい……。そんな大人の厚塗り悩みを解消しつつ、上品で若々しい顔に見せる効果的なテクニックを、ヘア＆メイクアップアーティストの山本浩未さんが紹介します。

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まぶたにツヤがある「だけ」で顔全体が若々しい印象になる！

クリーミーなアイカラーで目元にツヤと明るさを仕込むだけで、顔全体がパッと明るくツヤやかに！

若い人がジューシーで新鮮なフルーツだとしたら、大人はドライフルーツ、と山本浩未さん。
「乾燥してシワが目立ち、くすんで顔色も悪くなるため、そのままでは見映えがしないのが現実。残念ながら、年を重ねるほどにドライフルーツ化するのは避けられません。でも、表面をツヤツヤに磨いて、きれいに整列してラッピングすれば、贈答品として通用するくらいの高級フルーツになります」

浩未さんが提案するのは、ドライフルーツを格上げするメイク術。贈答品といっても派手に装うのではなく、もともとの顔立ちや肌を清潔かつ品よく見せるためのテクニックです。
「ドライフルーツの表面は乾燥して粉っぽくなるもの。メイクをするときに気をつけないと、ますますパサパサしてしまうので注意してください。シワの間に粉体が入り込んでヨレてしまったり、ひび割れてしまったり……。メイクが崩れやすくなるのも、乾燥が原因です」

そこで味方となってくれるのが“湿式”タイプのメイクカラー。油分を含んでしっとりしているので、乾いた肌にもフィットしてツヤやかに彩ってくれます。
「まずは、テクニックいらずで簡単に使いこなせる、クリームタイプのアイカラーをおすすめします。マスクをしていると目元に視線が集まりやすくなるので、ここをツヤツヤさせると顔全体が若々しい印象になります」

色は、もともとの肌の血色を補うようなピンクやオレンジ、ボルドーといった赤みのあるカラーがベスト。
「万能色の印象が強いブラウンは肌のくすみを強調させるので、大人の目元には実は似合わない、難しいカラー。『素敵なあの人』世代の万能色は明るい色だと覚えておいてください」

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アイカラーをクリームタイプにする「だけ」で、乾燥しがちな目元がツヤやかに！

パウダーアイカラー

粉っぽくて厚化粧な印象。午後になると目の下に色が落ちがち。

クリームアイカラー

厚塗り感のない自然な仕上がり。でも、顔全体がツヤっぽく見えます！

「塗る」「なじませる」の指を変えるだけ！クリームアイカラーの入れ方

湿式タイプのクリームアイカラーは、塗り方が簡単なのもメリットです。指の腹に取って、アイクリームを塗るようにまぶたになじませるだけ。ブラシやチップは不要です。ポイントは、中指で塗ったら、その後何もついていない薬指でなじませること。肌への密着感が高まるうえ、ぼかし効果で自然なグラデーションに。より美しく仕上がります。