濱田マサルさんが教える垢抜けメイクレッスン。今月はアイメイクテクニックの基本のキであり、秋らしいムードも漂わせることができる、ブラウンシャドーの入れ方をレッスンします。
ナチュラルな空気感のまま秋冬らしいスモーキーな目元に
Q.アイシャドーを入れるとコンサバになってしまいます。おすすめの入れ方を教えてください!
A.一度に使う色を2色に絞って。パール感の弱いシャドーを選び、メインカラーは指でラフに塗りましょう。
基本的に、目元はしっかりさせたほうがいいので、ある程度きちんと感を出すことは必要。それでいてコンサバにならないようにするためには、使うアイシャドーを2色に絞ること。
その際、ハイライトカラーは使わず、パールを抑えた質感の2色で仕上げるとまとまり感が出るうえ、スモーキーなニュアンスが生まれて、洗練された印象になります。
まぶたに塗るときは、細く効かせて深みをつけたい目のキワは、チップを使って。メインカラーは指でざっくりラフ塗りして抜け感を加えると、みんなが好きなナチュラルな空気感を保ちながら、コンサバとは違う存在感のある目元に。秋冬の洋服の重ための素材感ともバランスのいい、秋らしいまなざしが楽しめますよ。
HOW TO MAKE-UP
BEFORE:ファンデーションだけを塗った目元
アイシャドーの発色と持ちをよくするために、まぶた全体に丁寧にファンデーションをなじませて。
(1)濃いほうの色をまつ毛のキワ全体に
2色のうち、締め色になる濃い色を目頭から目尻まで、まつ毛のキワ全体にラインっぽく入れる。濃い色から入れるのが自然に仕上げるポイント。
(2)アイホールにメインカラーをのせる
アイシャドーをとった指で、まつ毛のキワからアイホールのくぼみまでにメインカラーをなじませる。ラフな指塗りには、発色を高める効果も。
(3)下の目尻に足す深みで大人っぽさを
小指にメインカラーをとって下まぶたの涙袋になじませたあと、チップに濃い色をとって目尻側1/3のまつ毛のキワに入れ、大人っぽさをプラス。
今回使用したアイテム
まぶたに溶け込むようになじんで、目元の立体感を自然に際立たせるナチュラルブラウン。
ナチュラグラッセ アイカラー パレット 01 ¥3,600/ネイチャーズウェイ
(リンネル編集部)
photograph: Kentaro Oshio(model), Mari Yoshioka(still)
hair & make-up: Masaru Hamada(MA36)
styling: Maki Iwata
model: Ran Taniguchi(étrenne)
text: Hitomi Hashimoto
文 / FASHION BOX
※ 誌面画像、文章の無断転載はご遠慮ください。