今季スタンダードになりつつあるゆるい服。聡明に上品に着こなすコツは?GLOW世代にふさわしい「ゆるスマート」の魅力について掘り下げます。
TALK MEMBER
スタイリスト
白幡 啓さん
高感度なスタイリングと時代を読むセンスで、女優やモデルたちからの信頼も厚い。自身がディレクターを務めるブランド「styling/」も人気を博している。
steady by cc デザイナー
椿原順子さん
アクセサリーブランドを展開する傍ら、モデル、インスタグラマーとしても注目を集める。流行を自分らしく取り入れるGLOW世代のトレンドセッター。
GLOW編集部
井下香苗
GLOWファッション担当。着こなしはオーセンティック派ながら、絶妙にトレンドをミックスするのが好き。この春はゆるく、大人っぽい着こなしを模索中。
動きやすくて心地いい、大人に似合う“ゆる”が気分
井下:ゆるシルエットの流行は数シーズン前から続いていますが、ただサイズが大きいだけではなく、どんどん進化して今季はきれいめに仕上がっていると思うんです。白幡さんがディレクションされるstyling/もそんな雰囲気ですよね。
白幡:気負わなきゃいけない服はもう嫌だなって。今季はサーフトリップとかメキシコといったような、どこか土っぽく乾いたムードがイメージ。風をはらんだり、汗もすっと引くような、そんなリラックス感がちょうどいいゆるさにつながっているのかも。
椿原:極端なタイトやワイドではなく、絶妙なバランスですよね。styling/の服はゆるくて着心地がいいのに、すごくいい女の雰囲気になるなって。
白幡:ただ大きいだけの服は大人には疲れる。肩が異様に大きいとか、重いとか。それと45才からの着こなしには、女らしさを出さないと絶対にイタイ!
井下:わかります。女らしさはベルテッドだったり、胸もとの開きだったり、ディテールも重要になりますよね?
ケーブル編みゆるセーター 2万8000円(ケイ シラハタ/スタイリング/ 新宿ルミネ1店)
リネン混素材を使った、都会的ムードを纏ったニット。「編み目の凹凸でフォルムに奥行きが出るのが特徴。グレーのTシャツに巻いても素敵です」(白幡さん)
白幡:styling/の服は、たとえばウエストにキュッとくびれをつくって、上半身が立体的な3Dのシルエットになるようにしています。360度ゆるいと中に収まる体が細く見え、女っぽくもなります。
椿原:そうすると結果的に動きやすさもありますよね。
井下:若い時は多少の動きにくさも気にならなかったけど、袖が重いとかまとわりつくとか、小さなストレスが溜まりがち。そして着なくなるんです。
椿原:感覚的にしっくりこなくなって、ゆるっとした服の方が安心できる。素材も合わせて、動きやすい服が厳選されていきますね。
ワンピース4万7000円(エアロン/コロネット)
パンツ4万9000円(エアロン/コロネット)
ワンピースとパンツのセットアップ で、単品使いも可能。「シルエットが美しくレイヤードしてもきれい見えするセットアップ。下はレギンスの代わりにぜひパンツを合わせましょう」(白幡さん)
白幡:最近はゆる×ゆるの着こなしも主流です。たとえばワンピースにパンツを重ねるのも今季のスタンダード。特にパンツはゆるめのテーパードが洒落て見えるのでおすすめ。これまでのようなスパッツを合わせちゃうと、“スポーティ?”みたいなズレた着こなしに陥りがちで大人には危険!
椿原:ボトムもゆるさを残しながら、やや細身のものを選んでも今年らしいんですね。軽やかだし、すっきりスマートに見えそう!
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
撮影_草間大輔[impress+](商品)
取材・文_小嶋多恵子
編集_佐藤里沙[vivace], FASHION BOX
(GLOW 2019年4月号)
【いま読まれている人気記事】
《ゆるスマコーデ》40代にオススメ最新ブランド!
スタイリストが教える朝からコーデで迷わない方法
人気芸人が再現!ナチュラルメイクのNG例
美エロ写真が豊作♡マギーの写真集チラ見せ
知らないと恥ずかしい 電話応対の仕方
A4書類も入る!200点から選んだOL通勤バッグ