面倒なトイレ&風呂掃除は“分解”すれば家族で取り組める!

「『家事は愛情のバロメーター』ではなく、生活の技術」と語るのは翻訳家であり、掃除や家事にまつわる本を多数手掛けている佐光紀子さん。
イヤな家事は、やらなくていい。「やりたくない」なら、「やらなくてすむ仕組み」を考えましょう!

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掃除と片付けが苦手な人へ……
トイレとお風呂掃除は分解して

■家族に部分部分を担当してもらう

トイレやお風呂の掃除は、毎日全部をやるのは大変でも、今日は①と②、明日は③と④というふうに分解することは可能です。また、男の子にトイレの床だけ、あるいは便器だけ担当を頼む、座る機会の多い娘にはトイレの便座と便座のフタだけ「毎日拭いてね」と頼むという手もあります。
お風呂場でいえば、長い髪の毛が目立つ排水口だけ、髪の長い人に頼むとか、毎朝シャワーを浴びる人に、出るときにシャワーヘッドをクエン酸水につけておいてもらうとか……。

このように、掃除の工程はなるべく分解することで、できそうな範囲で担当してもらうことが可能です。毎日そこだけ誰かがやってくれると思えれば、すべてを毎日やらなければと思い詰めるよりは、だいぶ気持ちも作業の負担も軽くなると思うのです。

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■掃除は分解してハードルを下げる

トイレ掃除を分解しよう

出典: FASHION BOX

1.(写真左上):床
2.(写真右上):便座と便座のフタ
3.(写真左下):便器の外側と内側のヘリ
4.(写真右下):便器の中

お風呂掃除も分解しよう

出典: FASHION BOX
  1. (写真左上):浴槽
  2. (写真上 中央):洗い場の床
  3. (写真右上):壁と窓、鏡
  4. (写真左下):排水口
  5. (写真右下):シャワーと水栓金具

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【Profile】
佐光紀子(さこう のりこ)
1961年、東京都生まれ。1984年、国際基督教大学卒業。繊維メーカーや証券会社で翻訳や調査に携わったあと、フリーの翻訳者に。とある本の翻訳をきっかけに、重曹や酢などの自然素材を使った家事に目覚め、研究を始める。2002 年、『キッチンの材料でおそうじする ナチュラルクリーニング』(ブロンズ新社)を出版。以降、掃除講座や執筆活動を展開中。2016年、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士前期課程修了(修士号取得)。ほかの著書に『心の負担を半分にする 常識やぶりの「家事半分」術』(PHP研究所)、『やめたら、お家スッキリ! モノと手間がグンと減る「楽チン生活」70のヒント』(大和出版)、『汚れおとし大事典 ナチュラル・クリーニング』『重曹大事典 決定版』(共にブロンズ新社)、『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社)など多数。
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
編集/坂尾昌昭(トキオ・ナレッジ)、FASHION BOX
編集補助/柏 もも子(株式会社G.B)
撮影/森山広三
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(参考)

出典: FASHION BOX

『家事は8割捨てていい』
著者:佐光紀子

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