薄手の素材、肌の出るデザイン、透け感のあるアイテム。これからの季節に着たいけど、体のラインがちょっと気になる……。そんなどうする?を解消するおしゃれのポイントを、スタイリストの池田奈加子さんに教えていただきましょう。
教えてくれたのは……
スタイリスト
池田奈加子さん
アパレルショップ勤務、プレス経験を経て、スタイリストに。雑誌や広告、様々な分野で活躍。着る人の魅力を引き出し、バランスよく見えるスタイリングの提案が人気。著書に『おしゃれの「落とし穴」45歳からの永遠のファッション・セオリー』(講談社)がある。
覚えておきたい。着やせの心得
(1)縦のラインを作る
上下の色のコントラストをなくす、長めの羽織の力を借りるなど縦ラインを強調して。
(2)トロミ素材を味方につける
着やせポイントのひとつが落ち感。トロミ素材で体のラインを拾わせないこと!
(3)目の錯覚を作る
色を効かせたり、色の濃淡、ボリュームのコントラストで気になる部分を目立たなくする。
(4)デザインの力を借りる
アシンメトリーだったり、スリットだったり、デザインで目の錯覚を起こす。
(5)3つの“首”の出し方に注意
首、足首、手首。体の中で細い部分の出し方を考えて、衿、袖、丈を吟味して。
全体に着やせのポイントを作るには?
▶︎夏らしい縦ラインを
縦長に見えるコーディネートを意識して。夏なので、アウターにはきれいなペールトーンを選びつつ、中は無彩色で見た目のボリュームダウン。全体が淡いときは小物で濃い色を挿して。
【コーデ例】淡いトーンでまとめつつ小物で引き締めて
ロングカーディガン¥38,000/コキュカ(ザ ストア バイシー 代官山店)、ワンピース¥10,800、ラミーリネンパンツ¥12,800/ともにコロニー(ファラオ)、カゴバッグ¥19,000(サン アルシデ)、サンダル¥18,000(プレインピープル)/ともにプレインピープル青山、イヤリング¥15000/エスティーム(ドレスアンレーヴ)
★point 1
中に着るものはベージュ×白のワントーンにして、淡いピンクのロングカーディガンで顔映えも意識。ワンピースはノースリーブを選び、肩まわりをもたつかせないように。
★point 2
中に着たワンピースとカーディガンの丈感を合わせるのもポイント。スリットが入ったロングカーディガンは着やせ効果大。
★point 3
バッグやサンダルに濃いブラウンを選び、全体をピリッと引き締めて。
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Tomoya Uehara
styling_Nakako Ikeda
hair&make-up_Kyoko Fukuzawa
model_Yue
text_Masaki Takeda [mineO-sha]
edit_Masaki Takeda [mineO-sha], Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(大人のおしゃれ手帖 2019年7月号)
【いま読まれている人気記事】
高級旅館・ホテルで恥をかく前に知っておくべきマナー
お金が貯まらない人が見直すべき4つの消えモノ
ダイソー、キャンドゥ、Seriaの人気アイテムを比較!
朝は洗顔料を使うべき?今さら聞けない洗顔ケア
使用感をレポ!片づけのプロが選んだ100均収納グッズ
洗濯物はたたまない!暮らしのプロの洗濯方法