閉経の前後5年間のことをいう更年期は、心身にさまざまな影響が出てくるときです。
今回行った読者アンケートから、50代前後の女性のリアルな姿をお届け。
今悩んでいるその悩み、自分だけではないかもしれません。
※2023年9月7日~10月6日、webにてアンケートを実施(n=238)。Q3、Q5、Q7、Q9は複数回答
Q1 現在、更年期が原因と思われる不調はありますか?
更年期世代と自覚はあれど、症状や現れ方は人それぞれなだけに、「更年期による不調」と認識しないまま過ごしている人も一定数存在。
Q2 更年期が原因と思われる不調は、何歳頃から感じ始めましたか?
最も多かったのが、閉経の平均年齢ともいわれる50歳。次いで、45歳、48歳と、更年期は若年齢化しているのか……。
Q3 どんな症状を感じていますか?
更年期の不調が100種類ほどあるといわれるなかでダントツは「だるい、疲れやすい」という症状。「目に見えたり体に現れたりする発汗や肩こりより、人にわかってもらいにくい」など、さらなる悩みにもつながるという声も。
Q4 更年期の症状に対して対策はしていますか?
不調を感じていても、対策を講じずに、そのままにしている人もまだまだ多い。
Q5 対策をしている人は何をしていますか?
「健康やリフレッシュのため」と、運動がトップ。次いで、サプリメントや食事といった体の中からのケアに注力している人も多数。
Q6 更年期の症状について、誰かに話したり相談したりしていますか?
不調を感じていながらも、「恥ずかしい」「病気ではないから相談するほどでもない」という理由が散見。
Q7 相談をしている人は誰ですか?
同じ世代、同じ悩みを持つ友人なら「わかってもらえる」「とりまく環境の愚痴も言える」という気楽さも。一番近くにいるはずの夫は低率。
Q8 更年期対策として、フェムテックを使ったことはありますか?
9割近くが未経験。「フェムテックという言葉を聞いたことがない」という人もいるのが実情。
Q9 フェムテックを使っている人はどんなものですか?
初めての人でも取り入れやすい、デリケートゾーン洗浄料や保湿料などの専用コスメが多い。「尿もれ対策グッズが増えた」と、吸水ショーツも注目されているよう。
こんなことをしてしまった! こんなトラブルに見舞われた!
更年期エピソード
とにかく眠くて、大事な約束に寝坊しました(T.Tさん)
階段を上るだけで毎回息苦しくなる(H.Kさん)
くしゃみをするたびに尿もれし、ショーツがびしょびしょに(N.Hさん)
家族のすべてにイライラする!(S.Tさん)
電車の中で顔汗が出てきて、床にまでポタポタ落ちるほどに。周りの人たちもびっくりしていました(M.Yさん)
大事なことを忘れたり遅刻したり……仕事でミス連発(I.Yさん)
感情のコントロールができなくなり「自分が壊れる」と思った瞬間大声で叫び、大泣きしたことがある(U.Mさん)
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部
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