メガネの産地で、つくり手の思いにふれる/メガネと暮らす VOL.2

メガネの産地で、つくり手の思いにふれる/メガネと暮らす VOL.2

出典: FASHION BOX

目のこと、メガネのこと。暮らしの中で知っておくと、ちょっといいことをお伝えする連載。第2回は、kazumiさんがメガネの街·鯖江を訪問。丁寧なものづくりの現場を見学しました。

●福井県鯖江市
国産製品の95%以上を生産する、メガネ産業の中心地。400社以上の企業を有し、堅実で忍耐強い県民性が成せる丁寧なものづくりに信頼が集まります。

〈取材先はこちら〉
眼鏡市場キングスター工場(鯖江市)
メガネの企画開発、フレームの製造、商品管理を行う眼鏡市場の自社工場。90名ほどのスタッフの手によって月に約30,000本のフレームづくりを行います。

 

職人ひとりひとりの技と経験が高品質なメガネを生み出す

鯖江市は、国内シェアの95%以上を誇る、100年以上続く一大メガネ生産地。繊細で確かな品質は、世界でも注目を集めています。

メガネの製造工程は実に細かく、ひとつのメガネが完成するまでに、200以上もの工程が必要だと言われています。それらの工程のすべてを支えているのが、メガネづくりのプロフェッショナルである職人たち。近年は、生産効率化のために機械による作業工程が取り入れられていますが、今でも多くの重要な作業は、職人たちの目と手によるもの。様々な金型とプレス機を使い分けて部品をつくる人、パーツを溶接し、フレームを形成する人、仕上げの研磨を行う人と、各工程を専門に行う職人が存在。磨き抜かれた技術と研ぎ澄まされた感覚、さらに機械を操る経験があるからこそ、高い水準を維持することができています。

「メガネはかける人にとって生活の一部。だからこそ長時間かけても疲れにくくて、簡単に壊れないものをつくりたいんです」と言うのは眼鏡市場の自社工場を代表する吉田和弘さん。職人の高い技術力と、「いいもの」をつくろうとする気持ち。そしてしっかりとした検品体制を持てるのは、自社ですべての作業をとりまとめているからこそできること。これらが確立しているため、低価格でありながら、長く愛用できる高品質なメガネがここから生まれ続けているのです。

★kazumiさんが取材で着用したメガネはコチラ

 

《ひとつの工程を40年。メガネづくりを支える職人たち》

メガネの産地で、つくり手の思いにふれる/メガネと暮らす VOL.2
インに着たブラウス¥14,800、ワンピース¥18,800/ともにコロニー(ファラオ)、その他/本人私物  出典: FASHION BOX

ひとつのプレスが終わるごとに、金型を扱って40年の職人が入念にメンテナンス。完成度の高いパーツをつくるために、この作業が不可欠に。

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出典: FASHION BOX

溶接したフレームを研磨。磨きすぎると表面に傷ができるため、その見極めが大切。長年で培ってきた経験が成せるワザ。

《kazumiさんが感動。職人の、その美しい作業》

工場を見学し、その緻密で正確な作業に感動しているkazumiさん。
「普段、何気なくかけているメガネが、こんなにも細かくつくられていたなんて」。
職人さんたちの作業をズームして、一部だけご紹介します。

メガネの産地で、つくり手の思いにふれる/メガネと暮らす VOL.2
出典: FASHION BOX

チタン素材の部品をプレスしているところ。自動マシンを取り入れている企業もある中、いまだ1点ずつ丁寧にプレスしています。

《最新テクノロジーと長年の経験で行う緻密な検品》

メガネづくりの現場において検品も品質を支える大切な要素。海外生産品も含め、眼鏡市場で販売される商品はすべてここの検査を通り出荷されていきます。熟練の目と手、最新機器による100以上もの検査項目をクリアすることで、眼鏡市場の製品の品質は守られているのです。

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出典: FASHION BOX

マイクロスコープを使い、破損の原因を探る
試作品の品質検査や壊れたメガネの原因調査に役立つのが、約200倍まで拡大できるマイクロスコープ。破損した部分の断面を拡大して確認。キズや亀裂の入り方、変形した部分から破損の原因がほぼ特定できるそう。

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出典: FASHION BOX


削って曲げて、塗装のはがれをチェック

フレームの塗装について検査しているところ。カッターで傷をつける、一般的な整髪料の約20倍の濃度のアセトンを塗布する、45度曲げるなどの検査を行い、日常的に使用したときに塗装がはがれないか、はがれにムラがないかを確認します。

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一定の力で開閉していく!  出典: FASHION BOX

メガネの開閉を2万回繰り返す
最後にチェックするのはメガネの耐久性。開閉を加える機械で2万回もの動きを加えて検査していきます。そうすることで、長く使用してもゆがみが出たり、ネジが緩んだりしないかどうかを確認できます。

「たくさんの人の手がつくってくれたメガネ。
思いに触れたことで信頼感がより増しました。」kazumiさん

メガネの産地で、つくり手の思いにふれる/メガネと暮らす VOL.2
 出典: FASHION BOX

工場の見学を通して、前よりもメガネに興味を持ったkazumiさん。数ある商品の中から、眼鏡市場の自社商品ZEROGRA(ゼログラ)を手に取り、試着していました。
「まるでつけてないみたいに軽いし、両手で引っ張っても変形しないことに驚きます。製作背景を見たことで、より信頼して購入ができますよね」(kazumiさん)
メガネZEG-022 OR¥18,000/眼鏡市場

※メガネの価格は「超薄型非球面レンズ」でも「超薄型ストレスフリー遠近」でもフレーム+レンズ一式の金額です

★kazumiさんが取材で着用したメガネはコチラ

[お問い合わせ先]
メガネトップ
お客様フリーダイヤル 0120-818-828

※一般の方の工場見学は行っておりません
photograph : Akira Yamaguchi
hair & make-up : Yuka Takamatsu
model : kazumi
text : Azusa Shimokawa
(提供:メガネトップ)
(リンネル2019年11月号)

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