新型コロナウイルス対策|医師が本当にすすめる「感染予防&免疫力を上げる」アイテム 10選

鼻うがいで新型コロナウイルス対策!医師オススメの“予防&免疫力アップ”アイテム10選

(2020年5月18日 更新)

感染拡大から世界的なパニックを起こしている新型コロナウイルス感染症。だが、むやみに恐れることも避けたい。今回は、医師が指南する「感染予防&免疫力を上げる」アイテムに着目。ウイルス撃退に効果的な主なものをまとめた。手に入るものでウイルスに打ち勝とう!

≪目次≫
●ウイルス感染予防アイテム
〇マスク
〇メガネ・伊達メガネ
〇アルコール消毒液と代用となるもの
〇個人専用タオルとコップ
〇濃いめの緑茶
〇鼻腔(びくう)洗浄器
〇加湿器とのどをケアするアイテム
●免疫力を上げるアイテム
〇中性重炭酸入浴剤(薬用)
〇使い捨てカイロ
〇高カカオチョコレート

ウイルス感染予防アイテム

●マスク

マスクをすれば感染の予防になるとは言い切れない。しかし、体調が優れなければ感染を疑い“人にうつさないために装着する”ことを徹底したい。市販のマスクがなければ、手作りマスクでも構わない。それも難しければ、人との間隔を1~2mあける、咳やくしゃみが出そうになったらハンカチやティッシュで口と鼻を覆うことを心がけよう。

●メガネ・伊達メガネ

口・鼻・目を極力触らないことも重要な予防法だ。メガネや伊達メガネは目を触りにくくする手段の1つ。口や鼻の不要な接触を防ぐには、マスクも有効だ。

●アルコール消毒液と代用となるもの

アルコール消毒液は品薄状態が続くが、特に手洗いができない環境で重宝するアイテム。病院や施設など、建物の入り口に用意されているときは、必ず使おう。ただし、手洗いは石けん、流水でも十分効果があるので、手に入らないと不安になる必要はない。手を消毒する際に、普段持ち歩くものをついでに消毒する方法も参考にしたい。

なお、アルコール消毒液は、ドアノブやトイレなど、よく触る場所の除菌にも有効だ。手に入らないときは、塩素系漂白剤の原液を使う方法で代用したい(使用する際は、必ず商品の使用説明を確認し、正しい使い方で行うこと)。また、家庭用クリーニングスプレーなどで清潔を保つ対策が有効であることも、押さえておこう。

●個人専用タオルとコップ

家庭内・職場内感染を徹底的に防ぐには、洗面所のタオルやコップの共用を避けるべきだ。タオルは、使い捨てのペーパータオルを使うのも手である。

●濃いめの緑茶

感染予防には、うがいも欠かせない。そしてうがいは、抗ウイルス・抗殺菌作用のあるカテキンを多く含む、濃いめの緑茶で行えば、さらに効果が高まる。屋外など、うがいをして吐き出す場所がないときは、ガラガラしたあとに、そのまま飲み込んでしまってもよい。

新型コロナウイルス対策|医師が本当にすすめる「感染予防&免疫力を上げる」アイテム 10選
出典: FASHION BOX

特に濃いめのお茶に多く含まれるカテキンは、血糖値を下げる、免疫力を上げるなど、基礎疾患の改善にもつながるので、積極的に飲もう。

●鼻腔(びくう)洗浄器

うがいはうがいでも、ウイルス撃退には、鼻腔洗浄器を使った鼻うがいをして、ウイルスを鼻から洗い流すこともやっておきたい。鼻腔洗浄器は市販されているが、手に入らなければ、手作りすることもできる。

●加湿器とのどをケアするアイテム

ウイルス対策には、室内の湿度を50~60%に保つことが推奨されている。そこで用意したいのが加湿器だ。しかし注意したいのが、きれいな水を使用することと、こまめな手入れ。フィルターが汚れていては、雑菌を部屋中にまき散らす恐れがあり、逆に不調を招いてしまう。手入れに関してはエアコンにもいえることで、この機会にフィルターの掃除を行おう。ちなみに、部屋の適温は20度以上が目安である。新型コロナウイルスはまだ解明されていないことが多いが、一般的には湿度が50~60%で、温度が20度を超えていると、空中のウイルスはほぼ生存しなくなるといわれている。

加湿器がないときは、のどを潤すアイテムも有効だ。保湿機能のあるマスクやフェイスマスクを着用したり、飴をなめてもいい。ただし、飴に頼りすぎて糖質過多にならないよう気をつけたい。

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免疫力を上げるアイテム

●中性重炭酸入浴剤(薬用)

ゆっくり湯船に浸かれば、体温が上がり、免疫力が上がる。そしてさらに健康効果を高めるために使用したいのが、薬用の中性重炭酸入浴剤だ。1つ注意したいのは、湯の温度。40度以下の少しぬるいぐらいの湯温で、じわじわと体を温めていこう。

●使い捨てカイロ

ご存じのように、使い捨てカイロは冷えの解消を手助けしてくれるアイテム。冬場にのみ使う印象が強いが、多くの日本人に慢性化している低体温を改善し、免疫力を上げる目的で使用するとよい。免疫力低下の要因となるストレス解消や、ストレスを原因とする緊張性頭痛などの不調が改善する活用術もあるので、ストックしておいて、季節を問わず活用したい。

●高カカオチョコレート

今話題の高カカオチョコレートは、ぜひ取り入れたいアイテムだ。理想の食べ方は、1日5枚、3食の食前と午前・午後のおやつに1枚(5g)ずつ。市販のものを買って食べるのみという手軽さと、その効果は魅力的である。

※ここで挙げたものがすべてではないが、このように、身近なもの、手に入りやすいものだけでも感染予防はできる。あれが売ってない、これがないと焦っては、ストレスもたまり、疲れ果ててしまう。今あるもので、できることから始めよう。

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(抜粋)

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出典: FASHION BOX

TJ MOOK『新型コロナウイルス対策! 免疫力を上げる50の方法』
監修(記事掲載順):後藤礼司(愛知医科大学医師)、栗原 毅(栗原クリニック東京・日本橋院長)、北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)、山口康三(回生眼科院長)、栗原丈徳(栗原ヘルスケア研究所所長・歯科医師)、石原新菜(イシハラクリニック副院長)、小泉幸道(東京農業大学名誉教授)、川嶋 朗(東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門担当医師)、内田輝和(鍼メディカルうちだ院長)、宇佐見啓治(うさみ内科院長)、齊藤嘉美(成和会介護老人保健施設「むくげのいえ」施設長)、板倉弘重(品川イーストワンメディカルクリニック理事長)、井尻慎一郎(井尻整形外科院長)、島村善行(島村トータル・ケア・クリニック理事長)、藤田紘一郎(東京医科歯科大学名誉教授)、秋津壽男(東京戸越銀座・秋津医院院長)、海原純子(医学博士・心療内科医)、赤須玲子(赤須医院院長)、帯津良一(帯津三敬病院名誉院長)、久代登志男((一財)ライフ・プランニング・センター理事長 日野原記念クリニック所長)、長尾和宏(長尾クリニック院長)、常喜眞理(常喜医院院長)、井原 裕(獨協医科大学埼玉医療センターこころの診療科教授)、米山公啓(米山医院院長)、木庭新治(昭和大学医学部教授)、早坂信哉(東京都市大学人間科学部教授)、榎木英介(病理専門医・細胞診専門医)、宝田恭子(宝田歯科院長)、宮田俊男(みいクリニック院長)、工藤孝文(工藤内科 糖尿病・減量外来)、大西睦子(医学博士・内科医)、岩根隆太(Sleep Rest Clinic 幕張院長)、中村康宏(虎の門中村康宏クリニック院長)、石井さとこ(ホワイトホワイト デンタルクリニック院長)、菅原道仁(菅原脳神経外科クリニック院長)、筒井冨美(フリーランス麻酔科医)、福田大和(一宮きずなクリニック院長)、上田弥生(産婦人科医)、長尾周格(稲毛エルム歯科クリニック院長)

編集・執筆:株式会社はる制作室、真瀬 崇、坂本夏子、黒澤 円、石野宏幸
編集・執筆協力:五十嵐有希、常井宏平
写真協力:shutterstock、photolibrary
WEB編集:FASHION BOX
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