(2020年4月14日 更新)
2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した「新型コロナウイルス」が、世界各地で猛威をふるっています。新型コロナウイルスはどのように感染するのでしょうか? 今回は、ハタイクリニック院長の西脇俊二先生に、モノを介して接触感染するリスクが高い感染経路を教えていただきました。
≪目次≫
●新型コロナウイルスはいたるところにいる
●ここに注意! 不特定多数の人が触れる場所
●触れた後の対処が大事
●このコンテンツの監修者は……
新型コロナウイルスはいたるところにいる
新型コロナウイルスに感染しないためには、ウイルスの潜んでいる場所を避けることが一番の対処法です。
飛沫感染は近くに感染者がいなければ避けられます。一方、接触感染はその場に感染者がいなくても、感染者が触ったものを経由して感染します。そのため、人が触る場所はウイルスが付着している可能性があり、感染のリスクがあるわけです。
リスクのある場所は、不特定多数の人が触れるところです。代表的なのが、ドアノブやエレベーターのボタンなど、屋内で移動する際に触れる必要のある場所。普段は無意識に触れる機会の多い場所なので、特に意識したいところです。
交通機関での移動中では、電車やバス内のつり革や手すりなどが挙げられます。
また、日ごろ自分専用のものを使っているが、共用のものを使うことになった場合、ウイルス除去を忘れがちです。銀行やホテルなどで使う客用のボールペンや公共施設の共用パソコンのキーボードやマウス、プリンターのスイッチなどもウイルスが付着している可能性があります。触れた直後はアルコール消毒を心がけましょう。
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ここに注意! 不特定多数の人が触れる場所
<日常生活>
生活するうえで触れなければならない場所。触れた後は手洗い消毒を忘れずにしましょう。
■ドアノブ
■エレベーターのボタン
■階段の手すり
■エスカレーターのベルト
■自動販売機のボタン
■お札・硬貨
<オフィス>
通勤時間だけでなく、職場の中にも感染リスクはあります。身の回りのものをしっかり消毒しましょう。
■共用PCのキーボード・マウス
■プリンターの画面・ボタン
<その他>
不特定多数の人が触れるものは意外とかなり多いので、外出して帰ってきたら手洗い消毒を。
■電車やバスのつり革・タクシー内の持ち手
■来客用のペン
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触れた後の対処が大事
接触感染を避けるには……
不特定多数の人が触れていると思われる場所をなるべく触らない
触った後は……
・アルコール消毒を行う
・アルコール消毒をするまで、口、目、鼻を触らない
家や職場に着いたら
1. 手洗いをする
2. アルコール消毒をする
ここがポイント!
□不特定多数の人が触れた場所に注意
□触れた後のアルコール消毒を欠かさない
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このコンテンツの監修者は……
西脇俊二(にしわき・しゅんじ)
【Profile】
ハタイクリニック院長。弘前大学医学部卒業。国立国際医療研究センター精神科、国立秩父学園医務課医長、金沢大学薬学部非常勤講師などを経て統合医療クリニック ハタイクリニックの院長に就任。精神科医、精神保健指定医、日本アーユルヴェーダ学会上級教師の資格などを持つ。テレビドラマの医療監修など幅広く活躍。
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(抜粋)
書籍『世界一わかりやすい 新型コロナウイルス完全対策BOOK』
監修:寺嶋 毅、西脇俊二
執筆協力:浮島さとし
写真提供:アフロ
編集協力:金丸信丈、佐藤太一(株式会社ループスプロダクション)
WEB編集:FASHION BOX
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※ 本記事は、2020年2月19日時点の情報をもとに制作しています。状況の変化について、公的機関、医療機関の最新の情報をご確認ください
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