(2020年3月31日 更新)
2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した「新型コロナウイルス」が、世界各地で猛威をふるっています。新型コロナウイルスへの感染を予防するために有効な手段を、ハタイクリニック院長の西脇俊二先生に教えていただきました。
≪目次≫
●のど飴による喉の保湿でウイルスの侵入を防ぐ
●喉の線毛の働きを図で解説
●のど飴をなめればインフルやコロナの予防になる
○のど飴でのインフル・コロナ予防はここがポイント!
●このコンテンツの監修者は……
のど飴による喉の保湿でウイルスの侵入を防ぐ
マスクではウイルスの空気感染は防げませんが、飛沫感染は高い確率で防げますし、自分から他者への飛沫の飛び散りも防ぐことができます。
同じ理由で、眼鏡をかけるのも効果的といえます。飛沫感染は、飛沫が粘膜に付着することが問題なので、口、鼻だけでなく目に付着しても感染します。感染対策の専門家がゴーグルをしている様子を見ますが、それと同じことです。
眼鏡をかければ無意識に目を、マスクも同様に口、鼻を触ってしまうことも防げます。
また、わたしたちの体は、咽喉から肺までの気道の粘膜に線毛という器官があり、これが気道に入った異物を外へ掻き出してくれています。線毛が正常に働いていれば、肺に入りかけた異物も30分ほどかけて排出されます。
ところが、空気が乾燥して喉の粘膜も乾くと、この線毛の働きが低下してしまいます。マスクの着用で喉を保湿することは、ウイルスの防御にもつながるのです。
同じく、保湿という観点では、のど飴をなめるのも有効です。
【オススメ記事】
体温上げれば免疫力アガる! インフルエンザ対策に注目のポカポカTips
喉の線毛の働きを図で解説
【オススメ記事】
かぜ&インフルエンザ予防の新常識|免疫力を上げる3つの方法【医師監修】
のど飴をなめればインフルやコロナの予防になる
マスクの着用に加え、のど飴をなめるのも喉の保湿に効果的です。のど飴には喉に作用する成分が入っているものがあり、マスクが入手できなければ、のど飴をなめるようにしましょう。
のど飴でのインフル・コロナ予防はここがポイント!
□喉の保湿で線毛の働きを助ける
□汚れた手で口や鼻に触れるのをブロック
【オススメ記事】
インフルエンザ流行中の今、簡単にできる風邪予防あります! リンネル流免疫アップ術
はしかやインフルエンザ、風邪……今日からできるウイルス感染予防法
このコンテンツの監修者は……
西脇俊二(にしわき・しゅんじ)
【Profile】
ハタイクリニック院長。弘前大学医学部卒業。国立国際医療研究センター精神科、国立秩父学園医務課医長、金沢大学薬学部非常勤講師などを経て統合医療クリニック ハタイクリニックの院長に就任。精神科医、精神保健指定医、日本アーユルヴェーダ学会上級教師の資格などを持つ。テレビドラマの医療監修など幅広く活躍。
【オススメ記事】
かぜ・インフルエンザの予防法|うがい・手洗い・マスク着用の正しい方法知ってる?
(抜粋)
書籍『世界一わかりやすい 新型コロナウイルス完全対策BOOK』
監修:寺嶋 毅、西脇俊二
執筆協力:浮島さとし
写真提供:アフロ
編集協力:金丸信丈、佐藤太一(株式会社ループスプロダクション)
WEB編集:FASHION BOX
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
※ 本記事は、2020年2月19日時点の情報をもとに制作しています。状況の変化について、公的機関、医療機関の最新の情報をご確認ください
【よく読まれている記事】
[雑誌付録まとめ 3月上旬発売]リトルミイのボトルなど春の外出を盛り上げるグッズ勢ぞろい!
納豆を食べるなら朝と夜、どっち? 気になる「夜納豆」の効果と健康になる食べ方解説!
“言い方”で人間関係がうまくいく! ポジティブワード13選
「ウケる」「すごい」を丁寧に言うと? 一目置かれる言葉遣いをマスター!
人間関係を悪化させる8つの行動って? “すみません”がダメなワケ
伝説のキャバ嬢・エンリケが自宅公開! 電撃結婚の真相や引退後の生活に迫る