京都ツウの欲張らない旅｜鴨川ヨガ、大文字山を散策、宇治で窯元見学etc.

旅好きさんが今行きたい小さな旅プラン

旅好きさんがこよなく愛する町や場所を舞台に、日帰りや1泊で楽しめる旅のプランを教えてもらいました。

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フォトグラファー
宮濱祐美子さん

【Profile】
宮城県仙台市出身。土から始まる｢工芸、食、花、祈り｣をテーマに、書籍、雑誌、広告など幅広い分野で活躍中。着物や骨董などにも造詣が深い。最近まで京都にも拠点を構えていて、京都通としても知られる。

『1テーマで楽しむ京都』

最近の旅のスタイルは、予定に縛られず、その土地の空気感を楽しむことを大切にしています。そのため、1日のメインイベントは一つに決めて、あとは気ままにゆるく過ごす。休日ぐらいは、その時の自分の気持ちを優先しています。

私は昔から京都が好きで、仕事を含めると年10回以上は行っていますが、ようやく“欲張らない旅”ができるようになりました。

短い滞在なら鴨川を散歩するだけで京都を満喫できますし、宇治の窯元｢朝日焼｣を訪れて、器を見るのも豊かな時間です。

1、2泊できるなら、大文字山でハイキングをしたり、亀岡の｢出雲大神宮｣へお参りに行くのもおすすめ。

鮎が解禁になる時期は嵐山へ。｢平野屋｣の鮎はわざわざ食べに行く価値があるおいしさ！  「嵯峨豆腐森嘉｣では定番の嵯峨豆腐だけでなく、季節限定の品に出合えることも。

早朝、鴨川を散歩する

京都を訪れたら必ず一度は鴨川を散歩。｢先日は、京都に住む友人たちが鴨川で朝ヨガをすると聞いて便乗。ヨガの後はコーヒーを淹れてくれて、ゆったりとした時間を過ごしました｣。

嵐山で鮎と豆腐を味わう

写真提供：平野屋

鮎茶屋｢平野屋｣では6月～10月中旬頃まで鮎が楽しめる。

写真提供：嵯峨豆腐森嘉

｢嵯峨豆腐森嘉｣のからし豆腐も季節限定の品で、和がらしのツーンとくる辛さがやみつきに。

大文字山でお気楽ハイキング

軽装備でも登れる気軽な山。お盆の｢五山の送り火｣の後に登ると、松明が燃え残った｢消し炭｣が落ちていて、無病息災のお守りとして家に置くといいそう。

＼ 山頂まで約1時間 ／

宇治・朝日焼の器を見学

写真提供：朝日焼

宇治の｢朝日焼｣は、約400年にわたって茶器を中心とする器を手がける老舗窯元。｢朝日焼のショップ＆ギャラリーは宇治川のほとりにあり、とても静かでゆっくりできます。帰りは宇治の商店街でお茶を買うのも楽しみ｣。

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text_Chiaki Tanabe（Choki！）
（リンネル 2020年10月号）

web edit_FASHION BOX, Satomi Kubota[vivace]

公開日：2020.10.05