適量のお酒&和のおつまみで健康に! 内臓脂肪を増やさない正しいお酒の飲み方を医師がレクチャー

“お酒は太る”は間違い!? 晩酌好きな女医が健康にいい飲み方&おつまみを解説

「お酒を飲むと太る」という話はよく耳にしますが、実はこれは間違いなのだそう。大切なのは、お酒との付き合い方。自身もお酒が大好きだという医師の石原新菜先生が、内臓脂肪を増やさないための正しいお酒の飲み方をレクチャーしてくれました。先生がおすすめする、太らないおつまみも参考にしてみて。

≪目次≫
●“お酒は太る”は間違い! 適量ならばむしろ体にいい
●教えてくれたのは……

“お酒は太る”は間違い! 適量ならばむしろ体にいい

“お酒は太る”は間違い!? 晩酌好きな女医が健康にいい飲み方&おつまみを解説

実はお酒が大好きで、ほぼ毎日飲んでいるという新菜先生。自宅ではビール350mL缶を2本、芋焼酎のロックを3~4杯飲んでいます。芋焼酎は蒸留酒なので二日酔いしにくく、しかも低カロリーで糖質もゼロなので、生活習慣病の予防にもなります。一方で、日本酒は焼酎よりは糖質が多いので、少量を丁寧に飲むようにしています。

新菜先生がぜひ伝えたいと思っているのは、「お酒を飲むと太るという考えは間違っている」ということ。「お酒は悪者ではなく、適量をしっかり守って飲めば、むしろ体によいもの」なのです。

“お酒は太る”は間違い!? 晩酌好きな女医が健康にいい飲み方&おつまみを解説
健康な人を対象に「習慣的な飲酒量」を調べ、その後10年余りにわたって死亡状況を調査。「まったく飲まない」人を1.0とした場合の飲酒量ごとの相対的な死亡率をグラフ化した(死亡率=病気、事故、事件を含めたあらゆる原因による)。アルコール摂取量が1日当たり7~40gだと、酒を飲まない人より死亡率が低い。

お酒を飲むと太るというイメージがあるのは、お酒をよりおいしくする“つまみ・アテ”を食べすぎているからです。というのも、お酒を飲むと空腹感を感じやすくなり、フライドポテトやシメのラーメンなど、高カロリーな食べ物についつい手を出しがちなのです。

内臓脂肪を増やさないためには、脂肪になりやすい糖質の摂りすぎを控えるのが大事です。新菜先生は、梅きゅうりやみそキャベツ、枝豆、刺身、揚げ豆腐、漬物など、和風のつまみを意識して食べています。和風のつまみは、低カロリーで低糖質なことに加え、新鮮な食材を使っていることが多く、野菜の食物繊維やポリフェノール、魚のオメガ3の油なども摂れます。

一方で、つまみを控えてお酒だけ飲む人がいますが、それは肝臓への負担が重くなるのでおすすめできません。低糖質のつまみをちびちび食べながら、ほどよく飲むのが正解なのです。

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教えてくれたのは……

イシハラクリニック副院長
石原新菜(いしはら・にいな)先生

“お酒は太る”は間違い!? 晩酌好きな女医が健康にいい飲み方&おつまみを解説

【Profile】
内科医。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。帝京大学医学部卒業。父・石原結實氏のクリニックで、主に漢方医学、自然療法、食事療法による治療にあたる。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ講師。『1日1杯で病気を防ぐ! 免疫力アップの健康みそ汁』(扶桑社)、『「冷え」をとれば9割治る! 病気しらず医者いらずの健康生活』(海竜社)など著書・監修書多数。テレビ、講演でも活躍中。

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(抜粋)

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編集・執筆:株式会社はる制作室、真瀬崇、坂本夏子、黒澤円、石野宏幸
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WEB編集:FASHION BOX、株式会社エクスライト

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