将来のことを考えると貯金はしておきたい。でも、「どうやれば貯金額が増えていくのか?」と疑問を抱いている方々のために、貯金のプロ・横山光昭さんが、賢いお金の貯め方・増やし方を伝授します。
【教えてくれたのは……】
横山 光昭(よこやま みつあき)
家計再生コンサルタント。ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、これまで15000人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は、60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』など、累計300万部を突破。お金の悩みが相談できる店舗を展開するmirai talk株式会社の取締役共同代表も務める。
ボーナスをあてにしすぎると……
会社員の最大の喜びと楽しみのひとつ「ボーナス」。ですが、ボーナスを過度に頼りすぎる家計には想定外のリスクが内在しています。もっともいけないパターンは、ボーナスを給付されたとたん、それまでの赤字分を補てんすることで、手元にお金が残らない状態に陥ってしまうケース。すでに月々の家計管理が破綻していることを意味します。
そもそもボーナスの支給額は、勤務する会社の経営状態によって左右されるもの。「前回より20%もカットされた」「ボーナス自体がなくなった」という人もいるでしょう。ボーナスはおろか、給料削減や残業代カットという事態まで珍しいことではなくなった現代社会。ボーナスをあてにした家計管理は今すぐにやめるべきです。もし、ボーナス払いを組み込んだ自動車や住宅などのローンであれば、早期に見直して均等払いへと変更し、万が一に備えるべきでしょう。
ボーナスの支給そのものがなくなれば、併用して返済する金額分は貯金を切り崩して支払うしかありません。その分の家計の圧迫はストレスをためる要因にもなります。ボーナス払いをなくしてしまうと、支払月額が3万円程度増えてしまうかもしれませんが、「あるはずのものがなくなった」心理的圧迫や衝撃よりは、はるかに楽だと考えを切り替えることです。しかも突発的な転職を余儀なくされた、あるいは世界的な経済ショックが起きた、といった不慮の出来事でボーナスが消えてしまう可能性だってゼロだとは言い切れません。
会社員にとってボーナスはいつ消えてもおかしくないご褒美のようなもの。支給額の6~7割は貯蓄として残せるくらいの生活余力を意識し、日頃から節約を心がけるのが最良の道といえます。
〈参考〉
『書くだけでお金が貯まる 未来家計簿』
https://tkj.jp/book/?cd=TD290182&path=&s1=
編集/FASHION BOX
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