12月に突入し、年末の大掃除が頭にチラつく時期になってきました。普段から掃除しない場所、手の届きにくい場所など、見て見ないふりをしてきた1年の汚れに毎年苦労している方も多いはず。そんな大掃除の頼もしいお供になってくれるのが「軍手」。その使い方やコツを、掃除マニアのどきどきキャンプ佐藤満春(サトミツ)さんに伝授していただきます。
「掃除×軍手」を推しなワケ
推しなワケ1. 素手の感覚ですみずみまで拭ける
ぞうきんと違って手の感覚をダイレクトに感じながら拭けるので、何より快感! 「こんなに細かいところや細い隙間、いままでスルーしていたなんて!」と感じることでしょう。
推しなワケ2. 安いから使い捨てできる
安価に買える軍手、いっそ使い捨てでもいいですよね。ほかの衣類と一緒に洗濯機に入れるのは抵抗がある、手洗いするのも面倒、だったら徹底的に使い倒してポイするのもありかと。
推しなワケ3. 左右をはめ替えれば両面使える
これはぞうきんでも言えることですが、両面を使えるところが、ウェットシートなどと比べて便利で経済的なところ。ただ、間違えて滑り止め付きのものを買わないようにご注意。
推しなワケ4. 適度な目のあらさが汚れに効く
軍手特有の生地のザラッと感が、あらゆる汚れに効きます。ホコリをからめ取るのにも、適度な目の粗さがあり最適。さらに便器などの陶器やタイルの汚れも落ちやすいです。
推しなワケ5. 子供用もあり楽しく掃除ができる
100均にも売っている子供用軍手があれば、小さなお子さんにもお手伝いをお願いできます。食育ならぬ、「掃除育」(ちょっとゴロが悪いですが)にもなります。
推しなワケ6. ゴム手袋を重ねて使える
軍手の下にゴム手袋をすることで、水場や直接さわりたくない場所の掃除にも対応。とくに便器のフチ裏掃除! 素手で掃除しているような新感覚、ぜひ味わってほしいです。
サトミツ掃除術で多く登場する、アルカリ電解水と軍手のコンビネーション。
万能グッズの1つである軍手は、ぞうきん代わりに使えば、指の一本一本を上手に使えるので細かい場所の掃除もラクに、気持ちよくすることができます。また100均などで安価に購入できるので、使い捨てにするのもアリですね。
※アルカリ電解水とは……
タンパク質や油脂を分解する効果のある、アルカリ電解水。水に電気を通すと酸性とアルカリ性に分かれるのですが、そのアルカリ性部分だけを取り出したものがこのアルカリ電解水。素材が水なので、お子さんや ペットがいるご家庭でも安心安全。拭き取りいらずで除菌までできる、優れものです。
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軍手が力を発揮するのはこんな場所!
フィルターに
通常ならスポンジやブラシで行うようなフィルター掃除も、軍手がおすすめ。細かい目やフチの汚れ取りもスムーズにできます。
ブラインドのすき間に
100均などでブラインド専用の掃除器具が売られていますが、じつは軍手で事足ります! アルカリ電解水を含ませれば効果倍増です。
照明のスイッチに
家族全員が毎日何度もさわる場所なのに、意外と掃除を忘れがちなスイッチまわり。細かい溝なども、軍手ならば簡単にきれいに。
換気扇のすき間に
こういった細かい部分のホコリ取りは、軍手の得意分野! 指を差し込んで滑らせるだけで、驚くほどホコリが取れますよ。
キッチンに
軍手とキッチン、ちょっとミスマッチ感があるかもしれませんが、使い捨てすることを考えると衛生的でふきんを洗う手間も省けます。
窓やドアのレールに
ぞうきんや掃除機が入りにくい窓やドアのレール部分も、アルカリ電解水を吹きかけた軍手でならスムーズに拭き取りができます。
※アルカリ電解水×軍手を使用するときは、手荒れ防止のため軍手の下にゴム手袋をつけると安心!
手の届きにくい高所に
ドアの上部や高いところにある窓の桟など、目視できない場所の掃除にも便利。見えないけど、指先の感覚で細かく掃除ができます。
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教えてくれたのは……
どきどきキャンプ
佐藤満春(さとう・みつはる)さん
【Profile】
1978年2月17日生まれ。О型。東京都町田市出身。町田市在住。桜美林大学文学部卒。
お笑い芸人(どきどきキャンプ)/放送作家/構成作家/トイレ博士/掃除マニア/ラジオパーソナリティ/サトミツ&ザ・トイレッツ。名誉トイレ診断士、トイレクリーンマイスター、掃除能力検定5級、整理収納アドバイザー3級の資格を持つ。
TJ MOOK『どきどきキャンプ・佐藤満春の感動の掃除術』
著者:佐藤満春
編集:コサエルワーク 児玉由美子
撮影:古谷勝
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WEB編集:FASHION BOX、株式会社エクスライト