kazumiとワヌ山の和菓子の時間/松島屋
私、kazumiが大好きな和菓子屋さんを紹介する連載。仲良しのワヌ山さんと楽しく紹介していきます。
kazumi「ついに! 私が東京で愛してやまない豆大福をワヌさんに紹介できるよ」
ワヌ山「東京三大豆大福ワヌね。ずっと食べたかった名店ワヌ」
「おすすめ大福は?」と聞かれたら真っ先に頭に浮かぶのが、泉岳寺にある「松島屋」の豆大福です。朝から客足が絶えない人気店で、午前中に売り切れてしまうこともしばしば。私はいつか取材ができたらなあと憧れていた「東京三大福」(ほかは護国寺の「郡林堂」、原宿の「瑞穂」)のひとつです。
今回は念願叶って、お店の要であるあんこ製作所へ。「素材のよさを大切に」という店主・文屋さんのこだわりのもと、十勝産小豆の風味を引き出すため、4~5時間煮て、あんこの「性格」を見ながら(ときにはおてんばな子もいるみたいです〈笑〉)水分量を調整していきます。
お餅は宮城県産のみやこがねという、弾力と甘みある餅米を早朝から臼と杵でつき、職人の肌感覚で作られています。街並みは変わっても、創業以来の味を大切に守り続け愛される「本物」の大福がますます好きになったのでした。
猫モチーフの神楽坂福来もなかetc. 老舗店・梅花亭へ[kazumiとワヌ山の和菓子の時間]手土産に迷ったらコレ! 鉄板スイーツ&お洒落ティーに絶賛の嵐
いただいた和菓子 豆大福
豆とあんこと餅のバランスが完璧で一度食べたら虜に! 北海道産の赤えんどう豆がごろごろ入り、塩味がアクセントになり、甘さ控えめのあんこのおいしさを引き立てます。「昭和天皇も愛した豆大福」としても有名。
生栗が取れる9月半ばから毎年予約販売される栗蒸し羊羹(¥2,600)は、ひと月先の予約が埋まるほど人気の幻の羊羹。栗の風味ともちもちの羊羹の相性が絶妙。
俵形のみたらしだんご(¥160)は素朴な味と軽い食べ心地でぺろりと3本は食べられます。
テイクアウトスイーツ9選|業界人おすすめ! 東京近郊で買えるデザート
松島屋/information
大正7年創業の老舗和菓子店。朝4時から仕込み、毎日1000個の大福を作る。人気のため売り切れ必至。事前予約がおすすめです。
住所/東京都港区高輪1-5-25
TEL/03-3441-0539
営業時間/9:30~16:00
※日曜・月2回月曜隔週休
イケア原宿限定メニューほか 北欧グルメが楽しめるカフェetc. 13選
kazumi プロフィール
モデル。和菓子文化コーディネーターと和スイーツセレクトマイスターの資格を持つ。
ワヌ山 プロフィール
犬。口癖はワヌワヌ。ワヌ母(作者)と北陸地方に住む。甘いものに目がない。
『リンネル』最新号を宝島チャンネルで購入する!
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
model_kazumi
illustration_wanuyama
photograph_Masahiro Tamura
(リンネル 2021年1月号)
web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]