北川景子さんが着こなす、ちょっと寒い日・ちょっと暖かい日の使える軽アウター
体感的にはまだまだ寒いながらも春めいた日も訪れる今の時季、冬モードを一新する色とりどりの軽アウターがおすすめ。ひとりの女性として、新しいステージへ踏み出した女優・北川景子さんが洗練されたアウターコーデを披露してくれました。
◆ノーカラーレザージャケット
オールブラックのスタイルに差し色として素肌を明るく見せるイエローを投入。ノーカラーならレザー特有のハードなイメージを払拭してくれる。
◆ロング丈シャツ
インはリブタートルでタイトに仕上げて、オーバーシャツをアウター風に。いろんなブルーを重ねることで奥行きのあるスタイリングの完成。
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《北川景子さん》ちょっと誰かに頼るのもひとつの手だと学びました
凜と美しい佇まい。撮影では、北川景子という女優のプロ意識に、誰もが圧倒されっぱなし。昨年9月に母になったばかりの彼女からは、“産後”を微塵も感じない。
「昨年11月に映画の舞台挨拶で復帰したのですが、どうしてもあと5kgが落とせない状態のままだったんです。でも、今の自分をさらけ出そうと腹をくくって復帰しました。そこから冗談ではなく泣きながら元の体重に戻して(笑)、今はむしろ出産前よりも引き締まっているんですよ」
北川さんといえば3日間のオフを不安に思うほどの仕事好き。コロナ禍で思いがけず時間ができて、出産と育児に向き合うなかで気づいたこと。
「最初の1、2カ月はひとりでなんでもやろうとしてすり減ってしまったこともありました。子育てに限らず、仕事でも、すべて自分で責任を持ってやらなきゃいけないと思っていたけど、余裕がなくてミスをするくらいなら助けてもらうのもひとつの手なのですよね。子どもにとって母は私だけなのに、全部背負い込んで倒れちゃったら本末転倒。人を頼ってもいいと肩の力を抜けるようになったのも、子どもを授かったおかげなのです」
3年ぶりに主演を務める映画『ファーストラヴ』では、家族愛のあり方が根底に描かれている。
「撮影当時は妊娠もしてなくて、まして自分に娘ができるなんて思ってもなかったけれど、今、作品について考えるときはどうしても親の目線に立ってしまいます。芳根京子ちゃんが演じた環菜みたいな境遇で育つ子が世の中にいて、声をあげられない人はたくさんいると思う。私はどんな風に手を差し伸べてあげられるのかなと考えさせられます。自分の子どもだけじゃなく、目を向けられる大人でありたいなと思います」
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INFORMATION/映画『ファーストラヴ』
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PROFILE/北川景子(きたがわ・けいこ)
1986年8月22日生まれ。兵庫県出身。主な出演作に、ドラマ『家売るオンナ』、映画『スマホを落としただけなのに』『約束のネバーランド』など。待機作に映画『キネマの神様』がある。
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モデル/北川景子
撮影/菊地泰久(vale.)
スタイリング/NIMU(まきうらオフィス)
ヘア&メイク/板倉タクマ(nude.)
取材&文/長嶺葉月
(steady. 2021年3月号)
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WEB編集/FASHION BOX