【杏】凜とした魅力あふれるメンズライクな秋の服
上品さと洒落感を存分に漂わせて着こなしたいのが、大人のメンズライクコーデ。オーバーシルエットやシンプルな小物使いが、スタイリッシュな佇まいを完成させてくれます。女優・杏さんがハンサムなパンツスタイルをたおやかに纏います。
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水色×ベージュの配色が柔らかく清潔感のある装い
バンドカラーシャツにスラックスというメンズライクなコーディネイト。淡いブルーとベージュの組み合わせが、柔らかく優しげな雰囲気を演出。タック入りパンツのウエスト部分のベルトデザインが、シンプルながらも存在感のあるスタイルを完成させている。
リラクシーと洗練が両立した着心地のよいセットアップ
深いブルーとゆとりのあるシルエットがマスキュリンな印象を醸し出すシャツ×パンツのセットアップ。デザインがシンプルな分、着る人の美しさが投影される一着。アクセサリーもシンプルに纏って潔く。ブルーに映える白のバングルが、コーディネイトを引き締める。
羽織るだけで洒落た装いが完成するダブルジャケット
シルエットが美しいオーバーサイズのダブルジャケットは、羽織るだけでハンサムな印象。同素材のパンツを組み合わせたセットアップコーデで、よりメンズライクな装いに仕上がる。存在感のあるゴールドのバングルをつけることで、程よく女性らしさも注入。
【杏】“これでいい”より“これがいい”。いつでも一番好きなものを選びたい
個性的なキャラクターからキャリアウーマンまで、一本芯の通った女性役で存在感を放つ女優、杏さん。この秋にも話題の連続ドラマへの出演が決まり、仕事に情熱を傾ける記者役に挑んでいます。プライベートでは3児の母として子育てを楽しみながら、仕事にもまい進し続けるポジティブなパワーの秘密に迫ります。
子育てが少し落ち着いてきてお洒落を楽しむ余裕ができた
今回の撮影で、3体のマニッシュなパンツスタイルをかっこよく着こなしてくれた杏さん。どのルックも今の気分に合うものばかりだったという。
「パンツを選ぶ時は丈で悩むことが多いのですが、撮影で着たものはどれも長さがあってシルエットも美しかったです。ハイウエストはかがむことが多い子育て中でも安心なので、普段もよくはきますね。ネイビーはアクティブにも落ち着いた雰囲気にも着こなせるので、30代半ばに差し掛かった自分にちょうどいいな、と感じる色で、つい手に取ってしまいます。ジャケットは肩のラインが滑らかで、メンズライクなのに女性らしさがあって素敵でした。パンツは腰まわりのボタンが特徴的でジャケットを脱いだ時も装いが決まるので、よく考えられたデザインだと思いました」
この秋は、ぬくもりがあってちょっと懐かしいアイテムが気になるという。
「ある展示会でロングブーツを見かけて、そういえばずっと履いてなかったなと新鮮でした。暖かいし足がきれいに見えるので、ワンピースに合わせたり、細身のパンツを中に入れたりして履いてみたいです。それから、明るいカラフルな柄が編み込まれたノルディックセーターにも惹かれます。ほっこりした雰囲気が可愛いですし、秋冬のダークカラーの装いを楽しくしてくれそう。もともとラルフローレンなどのカントリー風のものが好みなので、子どもが着ているのを見ていいなと思いました(笑)」
双子の娘たちは5歳、息子は3歳になり、ファッションを楽しむ余裕が出てきたのと同時に、子どもの目線が加わることでお洒落の幅が広がった。
「“子どもが喜ぶ”ことが服を選ぶ時の大切な要素になっています。『はらぺこあおむし』のTシャツやトトロのセーターを着たり、出かける時は子どもが私を見失わないように目立つ色を身に付けたりしています。それに、私がお化粧やネイルをしていたり、華やかな装いをすると子どもたちがすごく嬉しそうなんです。『イヤリングをつけてほしい』とか『可愛いから大人になるまで取っておいて』と言ってくれるので、汚れても気にならないような服ばかりではなく、原色や花柄のアイテムやロングスカート、アクセサリーなどを取り入れたきれいな着こなしをすることが増えました。ファッションに興味があるみたいなので、大きくなったら一緒に買い物に行ったり、お洒落の話ができたりしたらいいなと楽しみです」
この秋の出演ドラマを通して自分たちの未来を改めて考えた
10月からスタートしたTBS系列の日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』に出演している。政治や企業、社会問題を扱った熱いドラマで注目を集める放送枠だけに、気合十分で撮影に臨んでいる。
「TBSの連続ドラマは初めてで、しかも重厚な物語が多い日曜劇場に出演させていただくので、万全な体制を整えて全力で取り組んでいます。主演の小栗旬さんをはじめ、松山ケンイチさん、仲村トオルさん、香川照之さんなど、実力のある素敵なキャストが揃っているので、見ごたえがあると思います」
原作は小松左京の名作『日本沈没』(1973年)で、2023年の東京を舞台にオリジナルキャラクターで描く。杏さんが演じる記者・椎名実梨は、大きなスクープを狙って取材活動を続ける中で未曽有の危機に直面する。
「日本が沈没するなんて想像もできないことですが、コロナ禍を経験して非日常なことでも起こり得るという意識が誰しも高まっている時だと思うので、今を生きる自分たちの未来を考えるよいきっかけになる気がします。私自身、この作品をきっかけに、家族と愛犬のために改めて防災について考えて防災用品を揃えました」
災害級の出来事ではなくても、日常にはたくさんの迷いや不安がちりばめられているもの。そんな時に、杏さんはどう乗り越えているのか聞いてみた。
「『これでいいより、これがいいと思うこと』を座右の銘にしています。好きという感覚を大事にしたいので、洋服を見たり、レストランを探したり、美術館に行ってどれがベスト1かなど、“これがいい”と思うものを決める機会を意識的に作っています。今は大変な状況だったとしても、5年後、10年後の自分が今の決断を見て、よかったね、頑張ったね、と言えるかどうかが大事だし、そのくらい覚悟を持った決断なら、失敗しても納得して受け入れられます」
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PROFILE/杏(あん)
1986年4月14日生まれ、東京都出身。女優。10月から放映中のTBS系列の日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』(毎週日曜、夜9時~)で、正義感の強い記者・椎名実梨役を演じる。1973年に刊行された小松左京の名作『日本沈没』を、今の時代に合わせてアレンジを加えてオリジナルキャラクターで描く。
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撮影=伊藤彰紀〈aosora〉
スタイリング=井阪 恵
ヘア=Dai Michishita
メイク=佐々木貞江
取材・文=安田晴美
(InRed 2021年10月号)
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WEB編集=FASHION BOX