[南果歩]書き下ろしエッセイ『乙女オバさん』を発売! “血となり肉となる”失敗を経て「乙女仲間」を増やしたい!

南果歩「年齢を重ねるのは老化ではなく進化」 エッセイ本『乙女オバさん』発売によせて

南果歩さん『大人のおしゃれ手帖』連載「I am Here!」

『大人のおしゃれ手帖』で連載中の南果歩さんの「I am Here!」。2月に書き下ろしエッセイ『乙女オバさん』を発売した果歩さん。作品タイトルの由来から、今の自分を楽しむためのメッセージなど、たくさん語ってくださいました。

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「乙女オバさん」

[南果歩]書き下ろしエッセイ『乙女オバさん』を発売! “血となり肉となる”失敗を経て「乙女仲間」を増やしたい!
ジャケット¥104,500/タリアトーレ、Tシャツ¥19,800/フェデリ、デニムパンツ¥38,500/ピーティートリノデニムウーマン(すべてトレメッツォ)、イヤリング¥20,900、ネックレス¥24,200、パール付イヤリング(片耳のみ)¥16,500/すべてエテ

2月4日に私のエッセイ本『乙女オバさん』(小学館)が発売になりました。

今回は初の書き下ろしということで、昨年の春から準備を進めて、七転八倒、年末年始も返上してなんとか書き上げました。

もう書けないと、筆が止まることもあれば、ちょっと神がかった夜には自分でも驚くほど書き進められるときもありました。しかしどんな状態でも、とにかく毎日パソコンの前に座ることを続けました。継続は力なり、ですよね。

この『乙女オバさん』というタイトルは、私が作った造語です。

いくつになっても夢見る心を持ち続けている人を指します。もちろん「乙女オジさん」という変換もアリです。オジさんにも「乙女心」を持ってほしいですね。

「乙女心」って何だか夢があって素敵だと思いませんか。

とかく日本では、実年齢にこだわる傾向があると感じていました。時間は人ぞれぞれの速度で時間を重ねていくもので、私は年齢は背番号でしかないと思っています。

年齢もジェンダーも国籍も関係なく、個々のパーソナリティーを大事にすべきです。みんな唯一無二のオリジナルの人生を生きていますから。

「私はもう年だから」なんていう言葉は口にしたくありません。発した言葉を最初に聞くのは自分自身ですから。そんな言葉を聞いたら、心と細胞はどんどん諦めの道をたどり、大事な可能性までも消してしまいます。

過去でも未来でもない、今の自分を楽しむ。もちろん焦らずマイペースに。

長く生きていれば、見た目や体力の変化は付きものです。私は、その変化を老化とは思いません。進化と言ってもいいくらいです。年齢を重ねた証しを、老化や劣化と表現するのはやめるべきです。

生き物は命尽きるまで進化を止めないのだと思います。シワも白髪も進化している証拠。変化は自然なことですし、変化しない方がおかしなことです。変化を恐れるのは、若さという幻想に縛られているからではないでしょうか。ずっと同じ場所にはいられないし、同じ自分でいることなどつまらない。

10代や20代でも、「私はもうオバさんだから」と言う人もいますよね。これは社会全体が若さを重視し過ぎる文化に偏ってしまっているからでしょう。私は決して若さを否定しているわけではありません。若さはもちろん素晴らしい。でも若さが過ぎ去っても同じように素晴らしい。それぞれの年代、それぞれの季節を楽しみたいだけです。春には春の喜びがあり、秋には秋の味わいがある。

私も50代を存分に謳歌して、次の年代に嬉々として進んでいきたいと思っています。

そのためにも、今を生ききることが一番です。

やらない後悔より、何かをやったことで感じる後悔の方が健全です。

この『乙女オバさん』というエッセイの中には、今までの数々の失敗エピソードを綴っています。もう本当に笑っちゃうくらい、失敗に次ぐ失敗の人生を生きてきました。

ただ、上手くいったことよりも上手くいかなかったことの方が、自分の血となり肉となっていくのも確かです。その出来事は深く心に留まるし、後々の人生の指針になっていく。幸福は一瞬で過ぎ去っていくのに、失敗は生き続けるなんて不思議なことです。

いろんな出来事を書くことで昇華させて、今、私の心は晴れやかです!

これからも「乙女オバさん」として、楽しいことに向かっていきたいと思っています。そして「乙女仲間」をどんどん増やしていきたい。

いっそ「乙女協会」を作っちゃおうかと思っています!

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PROFILE/南果歩(みなみ・かほ)

兵庫県出身。短大在学中に映画『伽倻子のために』(小栗康平監督、1984年)のヒロインオーディションに応募、主役に抜擢されてデビュー。3/25からAppleTV『PACHINKO』が全世界に配信、映画『おそ松さん』が公開。また『GENSAN PUNCH~(義足のボクサー)』(ブリランテ・メンドーサ監督)、『MISS OSAKA』(ダニエル・デンシック監督)がそれぞれ今年公開予定。

『乙女オバさん』

『乙女オバさん』南 果歩
¥1,430(小学館)

2度の結婚、突然の病、そして大切な人との別れ――。女優・南果歩が書く、うつむきそうな全ての人にエールを送る自伝エッセイ。

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photograph:Takashi Noguchi(San Drago)
styling:Kuniko Sakamoto
hair & make-up:Kei Kokufuda
text:Kaho Minami
大人のおしゃれ手帖 2022年4月号

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web edit:FASHION BOX

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