大人になったら少しずつ欲しい“いいもの”リストを
女優・有村架純さんと考えます MY PERFECT CLOSET
自分のスタイルが確立され始める今、定番アイテムをちょっと“いいもの”に更新する最適なタイミング。steady.世代の有村さんには等身大のファッション観を教えてもらいました。
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一粒ダイヤモンド
リラックス感あふれるオーバーシャツにこそ、上品さときらめきを添えて
一粒ダイヤのジュエリーはトレンドやシーンも関係ない無二のアイテム。日常使いがしたいなら肌に溶け込む一粒を選ぶのもいい。これからの人生を長く共に過ごし、自分の格を上げてくれる本物ならではの石のパワーを感じられる。
デニム
オトナの体形に寄り添うのは断然ちょいゆるストレート
30歳を過ぎると女性の体形は年齢とともに変化。そんななかでセレクトするデニムは、体のラインをひろいすぎないストレート。年を重ねても、愛用できる一生の一本に出会っておきたい。
革ベルト時計
レザーストラップが放つタイムレスな存在感
レザーストラップは交換が可能なので、将来を共に歩み、そして時を刻むパートナーとして、飽きがこなくて頼もしい。ちょっと背伸びをして買うことで生まれる“価値”を腕時計は教えてくれるはず。
有村架純 インタビュー
そのときどきの心のまま、自分の着たいものを着たい
今回の撮影で、有村さんにとって親近感のあるアイテムは“デニム”。
「自分の体にフィットする丈感やサイズ感のデニムを見つけるのは本当に難しい。今、手もとにあるデニムは数は少ないけれどずっと愛していけます。一本選ぶとしたら、古着屋さんで出会ったストレートデニムかな。王道のうすいブルーで、脚のかたちがキレイに見えるんです。デニムに限らず、昔も今もブランドにはこだわりがありません。そのときに自分が着たいものを着ていたい」
自分なりのファッションの基準を伺うと、「品よく見えるかどうか」という答えが返ってきた。
「緻密に計算しているわけじゃないですけど、肌の見え方は印象を左右するので気を配っていますね。手首や足首の見え方が数ミリ違うだけでもバランスが変わる気がして。あとは、昔から母に、『バッグと靴は質のいいものを選びなさい』と言われてきたのが刷り込まれていて、長く愛用できるものを少しずつ購入しています。今回の撮影で登場したフェンディは、シュッとしたカッコいい大人の女性のイメージがあるので、ちょっぴり緊張しました（笑）」
先輩からもらった恩をバトンとして後輩へ渡したい
仕事では、7月にドラマ、今冬には映画と20代のラストも有村さんは今までと同様に駆け抜ける様子。
「ドラマでは、パラリーガル役に挑戦します。東大卒だけど司法試験に4回失敗して崖っぷちの女性。中村倫也さんが演じる弁護士と、誰の身近にも起こりうるトラブルに挑みます。中村さんは、エッジのある役を数多く演じてきた方ですが、ご本人はすごく穏やか。ふたりのテンポのよい掛け合いをお見せできたら」
一方でこの冬に公開される映画『月の満ち欠け』では、Snow Man目黒蓮さんと初共演。
「目黒さんはとても真面目に現場に佇んでいました。話しかけて集中の邪魔をしたくなかったので、私が思っていることを先にお伝えしました。『短い時間で相手を信用するのはすごく難しいと思うけど、役を通して目黒さん、そして三角くんという役に向き合いたい。一緒にひとつひとつシーンを作れたらうれしいです』と。私自身も役者の先輩たちの言葉に救われてきたので、後輩に少しでも寄り添えたらと思っています」
INFORMATION／ドラマ『石子と羽男 －そんなコトで訴えます？－』
4回司法試験に落ちた東大卒のパラリーガル・石子（有村架純）と司法試験に一発合格した高卒の弁護士・羽男（中村倫也）。一見正反対のふたりが、日常に起こる珍トラブルに挑むリーガル・エンターテインメント。7月より毎週金曜夜22時〜TBS系にて放送。
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PROFILE／有村架純（ありむら・かすみ）
1993年2月13日生まれ。映画『花束みたいな恋をした』で、第45回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞に輝く。今後、7月期ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます？―』（TBS系）、映画『月の満ち欠け』（2022年冬公開）を控える。
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モデル／有村架純
撮影／菊地泰久（vale.）
スタイリング／大沼こずえ
ヘア＆メイク／尾曲いずみ（storm）
取材・文／長嶺葉月
（steady. 2022年7月号）
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WEB編集／FASHION BOX
