大人のしぼんだ唇はリップライナーでふっくら見せ！口元悩みを解決するメイクテクを山本浩未が解説

山本浩未さんの「これだけ」メイク塾

マスク越しに会話するのが当たり前となったいま、久しぶりにマスクを外した顔を人に見られることに抵抗を感じることはありませんか？一点投入するだけで、口元が若々しくなるテクニックをヘア＆メイクアップアーティストの山本浩未さんが紹介します。

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“しぼみ唇”をふっくらさせるにはリップライナーを足す「だけ」でいい！

加齢で失われた唇のふくらみは、メイクの仕上げにサッと描き足せばいいのです

マスク生活になってから、「人前でマスクを外す瞬間が気恥ずかしい」という声をよく聞くようになりました。口元は、シビアに年齢のサインが表れるパーツ。ほうれい線、口角の下がり、マリオネットライン……と、ひとりの顔の中に加齢変化が混在しますが、60代以降は「鼻の下が伸びた」と自覚する人が増えてきます。
「鼻の下が伸びたように感じるのは、上唇の厚みが年齢とともにしぼんで小さくなるのが原因です。鏡を見るときに、斜めから顔を映して上唇の形をチェックしてみてください。本来唇は、唇の山から口角へと向かって、ふっくらと弧を描くように膨らんでカーブしているもの。ところがしぼんでくると、膨らみがへこんだ感じになり、輪郭もぼんやりとしてきます」

そこで、へこんだ部分をリップライナーで描き足すテクニックを紹介します。
「私が提案するのは、いつもどおりに口紅を塗った後、最後の仕上げに膨らませたい部分にだけペンシルで描き足す方法です」

一般的には、先にリップペンシルで唇の端から端まできっちりと輪郭を描き、その内側を塗り絵のように口紅で塗りつぶす方法がよく知られています。ただ、この手順だと輪郭だけが濃くしっかりと色づいてしまい、不自然な仕上がりになることがあります。
「先に口紅を塗っておけば、土台の色と後からのせた輪郭の線がなじむのでナチュラルに仕上がります。また、足りない部分を描き足すだけなので、素の唇にいきなり輪郭を描くよりもブレが少なく、失敗がありません。さらには、時間が経ったときの落ち方もきれい。輪郭だけが残ってしまうようなことがないのもメリットです」

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リップライナーで“ハの字”を描く「だけ」！顔にメリハリが出て華やかに

リップライナーなし

上唇の輪郭がぼんやりとしていて口元が寂しく見えます。

リップライナーあり

上唇のふっくら感が復活！顔全体も引き締まり、若々しい印象に。

あごに小指を添えて安定させるとブレにくい！リップラインの入れ方

リップラインを入れるのは唇メイクのいちばん最後。口紅を塗った後に、唇の色に近いベージュ系のリップライナーで上唇の山の外側にふくらみを描き足すだけ（下のプロセス3）。今回は、おさらいとしてその前の下地や口紅の塗り方も解説します。下地はリップクリームでも代用できますが、専用下地はフィット感が高く、時間が経っても崩れにくく、シワも目立ちにくいといいことずくめ！