竜星涼｜『ちむどんどん』の“ダメニーニー”からドラマ『スタンドUPスタート』を率いる熱き座長に［インタビュー］

竜星涼、第二章のはじまり

全力でひたむき？または妖しい？それともひょうきん？知ったきっかけによって彼の印象は大きく変わるかもしれない。人との縁、主演ドラマ、まもなく迎える30代と、とてつもなく熱くまっすぐなこれからの竜星涼を少しのぞかせてもらった。

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竜星涼 SPECIAL INTERVIEW

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これまでやってきたことが今につながっているのを実感

役柄によってまったく違う色を見せてくれる俳優・竜星涼。その中でも、2022年は『ちむどんどん』の“ダメニーニー”の印象が強く残った一年となった。
「2022年は朝ドラを駆け抜けたという感じでしたね。ひとつの作品を長い時間をかけて練り上げて、作り上げられたことも、かけがえのない妹たちと出会えたこともすごくよかったなと思います。それに今回の出演はNHKさんで『昭和元禄落語心中』というドラマをやった縁で呼んでもらったので、何年も前にやってきたことがちょっとずつ今に繋がってきているなというのを、2021年、2022年は特に感じましたね」

“縁”や“人との繋がり”は竜星さんが大切にしていることのひとつだ。
「2度あることは3度あるって言いますけど、2回共演すると3度目がくることが多いんですよね。『SPRiNG』1月号ではみっちゃん（山本美月さん）と撮影しましたけど、ちょっと前に他の撮影で一緒になったし、『スタンドUPスタート』の監督の瑠東（東一郎）さんとは『オトナ高校』という作品や、最近別の作品でも会っていたので、それも縁だなと思いましたし。よくなかったらというか、合っていなかったらまた呼んでくれないだろうし、僕をまた求めてくれたんだなと思うと、単純にうれしいです」

みんなで笑っていられるチームが僕は好きなんです

現在放送中のドラマ『スタンドUPスタート』で演じる大陽も、「資産は人なり」という理念を持ち、人との繋がりや可能性を強く信じる役柄だ。
「やっぱり人間が好きというところはすごく興味が引かれますし、そういう彼の信念やモチベーションは自分と近い部分があるのかなと思います。でも、ここまで悩んでいる人や困っている人を立ち上がらせたい、サポートしてあげたいと思って、そこに生きがいを感じているところはちょっと違うかな。僕はまだ人のためというよりは、自分のために動くことが大きいですね」

そして今回は作品を率いる座長という立場。自分なりのやり方で、大きな船をゴールへと進めていく。
「主演として演じるとき以外は『その作品のスパイスになれば』くらいの感覚でやれているので、気がラクだったりするんですよね。出来上がっている船に乗って勝手に離脱したりと、行き来が自由というか。でも今回は自分で舵取りをしてその船を守っていかなきゃいけない立ち位置なので、その船に乗ってくれている人たちに感謝をしながら、みんながやりやすいように座組みをつくれたらと思っていますね。まあでも、船長らしいことをしたいとは別に思わないんですよ。絶対的リーダーがいて、同じゴールに向かうことを強制することも必要なのかもしれないけど、僕はその人の持つ可能性を信じて、一人ひとりと結びついていきながら、それがいつの間にか大きいチームになっていたらいいなと思っていて。そうやってみんなで笑っていられるチームのほうが、僕は好きなんですよね。それに、この作品は毎回悩んでいる人たちをどう立ち上がらせていくかなので、そうやって仲間が増えていくのも少年漫画のようで楽しみなんです」

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INFORMATION／竜星涼さん主演ドラマ『スタンドUPスタート』

“人間投資家”を自称する三星大陽（竜星涼）が仕事で失敗や挫折をした人、将来の夢を諦めてしまった人たちに「スタートアップ（起業）しよう！」と声をかけ、新たな人生へと導いていく熱く泣ける“人間再生ドラマ”。
●放送：フジテレビ系にて毎週水曜よる10時〜10時54分
●出演：竜星涼、小泉孝太郎／反町隆史ほか

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