男子校で性教育

【男子校で性教育】タブー視せず「性」をオープンに! 性の多様性・避妊・月経・同意・性感染症・セルフプレジャーを学ぶ

ファッション雑誌販売部数トップシェア(※1)の株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)は、10〜60代の各世代の女性誌11誌、男性誌2誌の計13誌合同でフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「もっと話そう!Hello Femtech(ハローフェムテック)」を行っています。その一環として、2023年9月9日(土)に性に関する授業を神奈川県横浜市の聖光学院高等学校で実施しました。(※2)

男子校で性教育

※1 日本ABC協会 雑誌発行社レポート2022年下半期(7~12月)より ※2 同校では、外部から講師を招いて行う講演形式の「土曜講座」を毎週実施しています

スピーカーとなったのは、産婦人科医の高橋幸子(たかはし・さちこ)先生と宝島社の女性ファッション誌『リンネル』編集部の柴田かおる。同校の1年生226名に向けて、性の多様性、避妊、妊娠、性感染症、セルフプレジャーなどについて、高橋先生よりお話していただきました。性感染症の解説では生徒20名が参加し、「性感染症広がるゲーム」(※3)を実施。生徒は、コンドームの必要性をゲームを通じて体験しました。

※3 性感染症広がるゲームとは 性感染症の広がり方が視覚的に理解でき、コンドームの必要性を伝えられる実験です。

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① 透明なコップを人数分用意します。1つのコップに無色透明の水酸化ナトリウム水溶液(感染源)を、残りのコップには水を1/3量ずつ入れる。コップを1人1個ずつ取り、ペアになる。

②自分のコップの水を相手のコップに全部入れ、半分返してもらう。この水の交換(性交渉)を、ペアを替えて1人5回行う。

③全員のコップにフェノールフタレインを垂らすと、約8割の人の水が赤く変化し、感染の状況がわかります。

 

高橋幸子(たかはし・さちこ)先生 プロフィール

男子校で性教育

産婦人科医、埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター助教、埼玉医科大学医学教育センター、埼玉医科大学病院産婦人科助教を兼任。2000年山形大学医学部医学科卒業。埼玉医科大学地域医学医療センターなどを経て、現在、埼玉医科大学に勤務。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。全国の小学校・中学校・高等学校にて年間120回以上性教育の講演を行う。日本思春期学会理事、埼玉県産婦人科医会性教育委員会委員、SCAP(埼玉医科大学こども養育支援チーム)委員。

~授業に参加した生徒の感想を一部紹介~

・世間でタブー視されている性に関することについて躊躇なく話していただいて非常に参考になった

・男女が互いに知識をもって、同意があることが重要だと感じた

・あやふやな情報がはびこっているなか、日頃聞くことが難しいことを聞けてよかった

・避妊をすることが男性として当たり前のマナーだということがわかった

・性感染症の恐ろしさに気づけてよかった、保健所で検査できることも知った

・性についての話はデリケートだが、向き合わなければならず、オープンに話し合わなければいけない

・この先の人生に関わることであり、真剣に考えたい l普段の授業では学べないことを学べた

・妊娠、性感染症のリスクや、もしものときのことなど、絶対に知らないといけないことばかりで集中して聞くことができた

・セックスや避妊の仕方、女子の月経に対する理解を深めることができた

・普段知ることができない他人には聞けないようなことを、言いやすい雰囲気を作って教えてくれるのはとても貴重だと感じた

・日常ではタブーにされがちな話題だが、もっと公に、タブーでなくなるべきだと思う

・パートナーを尊重し、傷つけないために、性に関する正しい知識を身につけ、実践することが大切で、当たり前のことだと感じた

・このような性教育の機会を通じて、正しい知識を得ることはすべての人に必要不可欠だと感じた

・(授業で笑いが起きた場面では)先生が意図して笑いをとろうとした内容で生徒は笑ってもいいと思うが、先生が意図していないところで生徒が笑うのはよくないと思った。性の話題が嘲笑の対象になるということは、小さいころからの教育が足りない表れ、教育が行き届いていないからだと感じた

宝島社の「もっと話そう!Hello Femtech」とは

男子校で性教育

フェムテックの認知度向上を通じて、長らくタブー視されてきた女性の健康問題に関わる具体的な話題を話す機会を増やすことで、男女に関係なくヒトが生きやすい社会を目指すための活動です。今後も様々な企画を通じで、同プロジェクトを進めてまいります。

 

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