短鎖脂肪酸

更年期世代に! 太りにくい腸内環境をつくる「短鎖脂肪酸レシピ」

健康や美容に欠かせないのが腸活。最近話題を呼んでいるのが「短鎖脂肪酸」です。
短鎖脂肪酸の働きとして昨今わかってきているのが、内臓脂肪、肥満抑制、血糖値コントロールや便秘解消、基礎代謝の向上など、太りにくい体づくりのために有効な働きがたくさんあるということ。
「短鎖脂肪酸を十分に産生できる腸内環境にするには、“毎日ビフィズス菌100gと水溶性食物繊維2gを摂取する”習慣をつけるのが近道!」と言うのは、管理栄養士の金丸絵里加さん。

日本人の腸内には1~40兆個のビフィズス菌があり、有用菌のなかで最も優勢で中心的な菌なのだそう。腸内環境を良好にするためだけでなく、乳酸に加え、短鎖脂肪酸のひとつである酢酸を産生することができる重要な腸内細菌といわれています。しかしながら、加齢と共に減ってしまう人が多いとか。
そこで今回、ビフィズス菌入りヨーグルトと、ビフィズス菌のエサとなる水溶性食物繊維を使ったレシピをご紹介。体調や気分が不安定な更年期世代でも簡単に作れるものばかりです!

ヨーグルトに混ぜて食べるだけ!
「やきいもとグラノーラヨーグルト」

買ってきた焼き芋とグラノーラ、ヨーグルトを合わせた超簡単レシピ。
朝食にはもちろん、おやつにも。
短鎖脂肪酸

【材料(1人分)】
ビフィズス菌入りヨーグルト(無糖)…100g
やきいも(市販品)…1/2本(150g)
フルーツグラノーラ…30g
※水溶性食物繊維を含む食材:やきいも、フルーツグラノーラ

【作り方】
①やきいもは皮をむき、ひと口大に切る。
②グラスにヨーグルト、やきいも、フルーツグラノーラの順に入れる。

市販のものでOK
『きんぴらポテサラ』

時短ポテサラに市販のきんぴらごぼうに混ぜるだけで、ボリュームたっぷりのデリ風サラダに。
短鎖脂肪酸

【材料1人分】
ビフィズス菌入りヨーグルト(無糖)…100g
じゃがいも…小1個(160g)
きんぴらごぼう(市販品)…80~100g
ベビーリーフ…20g
※水溶性食物繊維を含む食材:じゃがいも、きんぴらごぼう、ベビーリーフ

【作り方】
①じゃがいもはしっかり洗う。濡れたままクッキングペーパーで包み、さらにラップで包んだら電子レンジで2分加熱。裏に返してさらに1分~1分30秒加熱する。
②じゃがいもの粗熱が取れたら皮をむいてボウルに入れ、フォークなどで粗めにつぶし、きんぴらごぼう、ヨーグルトの順に加えて混ぜる。最後にベビーリーフを加えて軽く混ぜたら器に盛る。

お正月はつい食べ過ぎてしまいがち。“ビフィズス菌100g+水溶性食物繊維2g”をとる習慣をつけて、便秘知らずの腸、太りにくい体を目指しましょう!

■金丸絵里加さん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーター。テレビ出演、雑誌取材、書籍の出版のほか、旅館やレストランのメニューコンサルタントにも従事。毎日食べても飽きずに「おいしい!」と顔がほころぶ、食べてホッとするような「お家ごはん」が得意。書籍、雑誌、テレビなど多数メディアで、栄養価計算(カロリー計算)や栄養指導、ダイエットアドバイスなどを加えながら、健康的な食生活のための料理レシピを提案している。著書に『女子のやせ定食』(光文社)、『365 日のサラダ』(永岡書店)他多数。

 

取材・文/中尾慧里
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