宝島社のファッション誌で活躍中の高橋愛さんが編集長を務める『e-MOOK 高橋愛 責任編集 i♡magazine』が好評発売中! ということで、高橋愛さんにお話を伺いました。
つんく♂さんの気持ちがわかった?「作るって楽しい」
――編集長としてのお仕事はモーニング娘。のリーダーのお仕事と比べていかがでしたか。まったく違うものでしたか。
「モーニング娘。ではリーダーをやらせてもらいましたが、やっぱりプロデューサーのつんく♂さんがいらっしゃってのモーニング娘。でしたので。今回は作る側ですから、また違う気がします」
――むしろ、つんく♂さんのようなプロデューサー側の気持ちがわかったということでしょうか。
「作るって楽しいなって思いましたね。自分が小さい頃から大好きだった雑誌、いままでの“スタイルブック”とは違う“マガジン”なので、ページのめくりを逆にしたり、タイトルの『i♡magazine』に自分の雑誌愛を込めていたり、いままでやったことがないことなので探り探りではありましたが、みなさんの協力があってこの一冊ができました。今回の経験があって、これからの雑誌のお仕事での撮られ方とかそういうところも変わっていきそうです。
企画の中で編集長会議というものがありまして、宝島社の女性誌のうち『InRed』さん、『steady.』さん、『SPRiNG』さん、『mini』さんの編集長に集まっていただき、座談会を開きました。いままであまりやったことがないことで、企画としておもしろかったので、前の方のページに載せています。編集長がどういうことを考えてどういう会話をしているかなんて、なかなか見られることではないと思うので、それぞれの雑誌のファンの方にもぜひ見ていただきたいですね」
大好きだからこそ、本のよさを伝えたい
――今回の『i♡magazine』のどんなところを見てもらいたいですか。
「私は雑誌が大好きで、その思いを込めました。物事がデジタル化して自分もインスタなどを活用していますが、本のよさ、紙のよさを知ってほしいです。
編集長の座談会でもそういった話になったんですが、雑誌は自分が昔から大好きだったものだし、いまでも大好きです。でも、悲しいことだけど、休刊していく雑誌なんかもあって、だから、本のよさ、紙のよさを伝えたくて。
今回は私しか出ていませんが、見ている方を飽きさせたくないので、企画ごとにテイストを変えたつもりです。せっかく4つの雑誌が力を貸してくれたので、ページをめくったときにひとりの人間がこんなに変わるんだと、いままで着ていなかった服を着られるかもしれないと、そういうちょっとしたきっかけになればいいなと思っています。とはいえ、結果は手に取ってくださるみなさんが判断することなので、そこに任せたいという思いもありますね」
文 / FASHION BOX
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