おこぼれワイドショー Yes or No?
このゴシップ発言はアリ?ナシ?を考える社会派コラム(ウソ)。
今回は、METガラのホストの一人を務めたアマル・クルーニーのドレスについてです。
後ろから前から。いいじゃん、パンツでも
独身貴族だったジョージ・クルーニーのハートを射止めてから、ファッショニスタの階段を駆け上っているアマル・クルーニー。今年のMETガラでは、リアーナやドナテラ・ヴェルサーチと共にホストを務めるまでになっちゃったのよね〜。それだけじゃなくて、彼女が着用したドレスも、リアーナ&ドナテッラの両御大と並ぶほどの話題に。それが、なんとパンツルックだったというのよ。
こういう場ではめっちゃ長いトレーンのドレスが一般的だけど、リアーナはクリスタルだらけのミニドレス(それも法王の法衣をイメージしたというインパクト大の)、アマルはトレーンは長いけどパンツルック。ホストがもっともエッジーっていうのが、今年のMETガラの話題になったのよね。
で、アマルのドレス。なんでパンツだったか、って理由がこれまたアマルらしいのよ。彼女って国際的に活躍する人権弁護士で、男女平等を訴えたり、ISISに捕らわれていた女性の弁護を手がけるなど、いわば現代フェミニズムの象徴。だからこそ、ステンドグラス調の柄を施したシャイニーなトレーンをつけているものの、後ろから見ればドレス、前から見たらパンツルックという、ハイブリッドドレスを考えたわけよ。このドレスを手がけたのは、イギリスのデザイナー、リチャード・クイン。彼とアマルはMETガラの数週間前から打ち合わせを始め、ものすごい短期間で仕上げまでこぎつけたんだって。いやぁ〜、やり手弁護士さんらしく、お仕事早いわ(って、実作業はリチャードがやってるけど)。
このところ、映画祭など、ハイヒールをドレスコードにしたレッドカーペットで、それに抗議する女優やモデルがレッドカーペット上で裸足になったり。“女性にのみ課せられるドレスコードは古い感覚”と訴える人が増えてるのよね。
そういった意味合いでも、アマルのパンツルックってのは、その議論に一石投じる役目があったんじゃないかしら。一見アバンギャルドに見えちゃうけど、「ほら、後ろから見ればちゃんとドレスでしょ?」って具合に、ドレスコードで守るところは守る、崩すところは崩すっていう上級テク&メッセージ性も高め。さ・す・が。これにはリアーナ先生も「負けてらんねーわ!」って思ったはず〜!
(sweet編集部)
Text by Masamichi Yoshihiro
Illustration by Kuro Nohara
Edit by Kasumi Ito(vivace) , FASHION BOX
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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