辛酸なめ子、警官と張り込み美女の逢瀬を妄想!ゲリラ豪雨に燃え盛る愛…!?

『steady.』で連載中の「辛酸なめ子の覗き見♡OL妄想劇場」。今回は、閑静な住宅街でのワンシーンです。

出典: FASHION BOX

【Profile】
辛酸なめ子

漫画家、コラムニスト。皇室、セレブリティ、スピリチュアルなどの分野に精通。著書は『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』 (筑摩書房)、『セレブマニア』(ぶんか社)、『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』(宝島社)など。『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)は、日本のカルチャー要素をキーワードに、漫画タッチで構成されています。ツイッターのシュールボイスもお見逃しなく。

閑静な代々木上原住宅街で見かけたポリスボックスと若い美女

出典: FASHION BOX

先日、渋谷区西原のカフェに行ったあと、住宅街を歩いていたらレンガの瀟洒な住宅の前にポリスボックスが設置されているのを発見しました。住んでいるのは有名人か政治家か……思わず住所で検索してしまいましたがわかりません。若い警察官が、ビシッと立っているのが見えました。さらに気になったのは、そのマンション前で若い女性が立って誰かを待っていることです。ボブヘアでパンツスーツの有能そうな美女はもしかしてマスコミ系の張り込み? 彼女はスマホを操作しながら待機しているようでした。張り込みといえばアンパンと牛乳ですが、とくに飲食している気配はありません。足元に投げ出されたバッグが、結構長時間ここで立っていることを物語っているようです。ますます誰の家か気になりましたが、素人が一緒に待つわけにはいかず、通りすぎました。

一瞬、若い警官がキリッとした表情を作っているように見えたのは、美女を意識しているからでしょうか。こうやって張り込みに通ううちに、ふたりの間に何かが芽生えるかもしれない気がしました。美女も警官も座ることができず、立ちっぱなし。しかもトイレにもなかなか行けません。 過酷な環境が、ふたりの心を近づけます。閑静な住宅街の一画は、がまん大会のような緊張感を漂わせはじめ、尿意に耐えるお互いの表情に萌えたりして、特殊なフェティッシュに目覚めるかもしれません。一瞬見ただけで、ふたりの邪魔をしなくてよかったです。そして突然都内を襲うゲリラ豪雨でもあったら、若い警察官は 思わず彼女をボックス内に引き入れ、狭い空間で密着したり……。マッチョな体に文化系の彼女はときめきを覚えることでしょう。政治家(?)の居ぬ間にどんどん発展していきそうです。美人記者としては、若い警察官をうまく手なずけて情報を引き出そうという下心があるかもしれません。でも、そんな計算も、まっすぐな瞳の警察官を前にしてどうでもよくなり、燃え上がりそうな予感が。もしふたりが結婚することになったら、その張り込み相手のVIPに仲人をお願いしたいところです。

(steady.編集部)
文: 辛酸なめ子
編: FASHION BOX
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