石原さとみ 愛について考えてみる

出典: FASHION BOX

愛するって、とても素敵なこと。その解釈は人それぞれ。老若男女に幅広く愛されている石原さとみさんと、「愛」についてじっくり考えてみました。家族愛や友情、仕事に対する熱意、ファッションやメイクへの好奇心。石原さんにまつわる愛について、赤裸々に語ってもらいました。

Profile*いしはらさとみ

1986年12月24日生まれ、東京都出身。9月6日よりBunkamuraシアターコクーンにて、舞台『アジアの女』に主演することが決定。さらに、2017年に発売され、大ヒットを記録した石原さとみさんの写真集『encourage』が、5月に『encourage』1冊+別冊1冊がついた特別愛蔵版として発売決定!

両親から受け取った愛を私なりの形に変えながら

石原さんは、与えることを惜しまない。

「厳しさもありながら、たくさんの愛情を与えてくれた両親がいて、特に母から言われたのは『20歳からは愛情を与える人になりなさい』という言葉でした。それを理解できるようになったのは、20歳を過ぎてある程度大人になってから。愛情を誰かに向けたり、与えることが自分の成長に大きくつながっている実感があります。

人の根本的な部分は20歳からそんなに変わらないと聞いたこともあって。それまでは親からもらったものでなんとかなるけれど、それ以降の自分を育てていくのは自分でしかないんですよね」

自身を律するような言葉とは裏腹に、「友達には甘々だと思います(笑)」と続ける。

「基本の性格はせっかちだけど、もし友達が悩んで立ち止まっているときは問題が解決するまで時間をかけることもあるし、かける言葉ひとつでもじっくり選んだりします。友達には存分に甘えてほしいし、私も存分に甘えたい。まめにメールや電話をするよりも、たった10分でも寄り添ったほうがいいと思ったらすぐに会いに行きます。大切な人の前では忙しさを理由にしちゃいけないし、仕事より大事なモノってむしろ友達しかないから。

ただ、愛って見返りを求めないことが前提として大事で、与えた分だけ与えてほしいと思った時点で依存になっちゃうからそこは気をつけたいなと思います。人間関係だからもちろん思いがけず傷つけられちゃうこともあるけど、それを癒やしてくれたり、支えてくれる友達もいるから大丈夫。広い目でみたときに、“与えたり、与えられたり”のバランスがとれていればいいなと思います」

身近にいる友達は今の私を映す鏡だから

大切な人達とどんな風に日々を過ごしているのか。

「ここ7、8年、時間のあるときは必ず毎日誰かしら友達と会っている幸せな状況。私にとっては当たり前の環境だから気づかなかったんですが、『すんごい真面目な話をしてるんだね』って驚かれることがよくあります。類友の法則で似ている人が集まってくるのかもしれない。『女同士ってもっときゃぴきゃぴしてると思った!』と驚かれるかも(笑)。

友達とは人生について話したり、素敵な言葉に出会ったときに写メを送り合ったりして、それぞれが持ち合わせているものを共有する、すごく刺激的な関係性。いつ会ってもみんなが進化しているから、私もそうでありたいと思えるんです」

ピンクのニットにレオパード柄の組み合わせでとことん可愛らしく。女のコの笑顔とピンク色は、最強にラブリーな組み合わせ♡リブニットトップス¥18,700、レオパード柄スカート¥22,000(共にエディット フォー ルル)

そんな彼女がよく口にする。“人間関係は自分を映す鏡”のようなモノだと。

「周りの人が進化する姿を見ると、私も好奇心を持ち続けようと努力するし、勉強して知識を得たり、色んな体験を増やしていきたいと思える。自分が自分に飽きないように変わり続ける姿が、逆に友達への刺激になっているならすごく嬉しい。だから多少飽きっぽくても(笑)、好奇心旺盛な性格は自分でも嫌いじゃないんです。

ファッションにしても、イヤリングからネックレス、ベレー帽へとブームがどんどん移り変わっていって、そのたびにファッションやメイクも変化しています。唯一ずっと愛し続けているのはスニーカーかな。最近は髪が明るめで長いから、モード系の黒い服を着ることが増えました。これからもコレと決めつけずに、変わること、受け入れることにポジティブでいられたら」

会ったり話せたりしなくても愛は届いていくはず

ブラックは、私達を大人に底上げして見せてくれるとっておきの色。さらに肌見せでレディな雰囲気に。ワンショルダーニット¥16,000(オープニング セレモニー ブラックレーベル/OPENING CEREMONY)

家族や友達だけではなく、世の中には作品や役柄を通して“女優・石原さとみ”に憧れるファンもたくさんいる。

「直接コミュニケーションをとるのは難しいかもしれないけど、身近な人を励ませているなら、ゆくゆくは応援してくれる人にも愛は届くって信じてます。例えるなら、1滴の水が川になって、海につながっていくのと同じように。こうやってインタビューに答えるときも、読んでくれる人達の前に、まずはその場にいるスタッフさん達に気持ちを届けなきゃと思う。

きっと家族や友達に対する愛情と、応援してくれる人達への愛情の質みたいなものは何ひとつ変わらないですよね。励まして、励まされて。喜びも悲しみも共有できることが愛だと思うので。友情、恋愛みたいに愛には色んな種類があるけれど、根本にあるモノは同じで、傷つきたくないなら傷つけない。愛されたいなら自分からまず愛する。すごくシンプルですよね」

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photo_KAZUTAKA NAKAMURA[MAKIURA OFFICE]
styling_KEIKO MIYAZAWA[WHITNEY]
hair&make-up_PAKU☆CHAN[THREE PEACE]
model_SATOMI ISHIHARA
interview_HAZUKI NAGAMINE
edit_SATOKO ISHIKAWA[vivace], FASHION BOX
(sweet 2019年4月号)

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