更年期からは「内臓脂肪」に要注意!食生活は変わらないのに太った、おなかまわりがぽっこりしてきた……。40代以降になると、こんな変化を感じている人が多いのではないでしょうか。特に、健康に悪影響を及ぼす内臓脂肪も見逃さず減らすことが大切です。今回は、内臓脂肪の蓄積によって起こる「メタボリックシンドローム」の診断基準について、医師に伺いました。
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教えてくれたのは……
吉形玲美先生
医学博士、日本産科婦人科学会産婦人科専門医、浜松町ハマサイトクリニック特別顧問。産婦人科一般診療を手掛ける傍ら、女性医療・更年期医療の臨床研究に携わる。2010年より同クリニック院長に着任。ゆらぎやすい女性の身体のホルモンマネージメントを得意とする。
メタボリックシンドロームの診断基準は?
腹囲のほかに血液検査の数値で決まります
メタボリックシンドロームとは、生活習慣病がいくつか重複し、血管系の病気のリスクが高くなっている状態のことで、内臓脂肪の蓄積が必須条件。その他に、高血圧、高血糖、脂質代謝異常のうち、2つがあてはまる状態をさします。
自分がメタボリックシンドロームか知るためには、まず、おへその周囲を測ります。90㎝以上だったら、健康診断の血液検査や血圧の数値を、下の数値と照らし合わせて。
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□腹囲90cm以上(女性の場合)
+
□血清脂質:中性脂肪150㎎/dL以上、またはHDLコレステロール40㎎/dL未満
□血圧:最高血圧130㎜Hg以上、または最低血圧85㎜Hg
□血糖:空腹時血糖値110㎎/dL以上
↓
2つ以上該当するとメタボリックシンドローム
参考:メタボリックシンドロームの定義と診断基準 日本内科学会雑誌第94巻 第4号・2005年4月10日より
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text_Ema Tanaka
illustration_Maiko Matsue
edit_AYAKI ANDO[vivace], FASHION BOX
(大人のおしゃれ手帖 2019年8月号)
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