妊活写真

夫が妊活に積極的じゃない、そんな時どうする?

なんだか私だけ頑張ってる感が一番つらい・・・

そろそろ子どもがほしいかも、と思ってはじめた妊活。最初はふたりで妊活していたのに、最近夫が妊活に積極的ではないような……。ひとりではできない妊活、そんな時どうすればいいのか、産婦人科専門医の竹元葉先生にお聞きしました。

 

妊活の前にお互いに本当に子どもを授かりたいか話し合おう

どちらか片方が「ほしい! ほしい!」と望んでも、妊娠できるものではありません。まずは、お互いが本当に子どもを授かりたいのかを考えてみましょう。「妊活はお互いの気持ちがひとつになって、同じ方向を向いてなければなりません。まずはパートナーが本当に子どもをほしいのかを聞いてみましょう。もしかしたら、子どもに対する二人の考え方に温度差があるかもしれません。よく話し合い、お互いが納得した上で妊活をスタートしたほうが、協力的な妊活ができるはずです」

 

妊活=妊娠がゴールではない。子どもを2人で育てていくこと

話し合ってみたけれど、やはり夫が妊活に積極的ではない……。まだ別の理由があるのかも知れません。「これはパパ、ママどちらにもアドバイスしたいのですが、妊活=妊娠がゴールではありません。妊娠をして出産をして、子育てが始まります。妊娠したらそこで目標達成!ではないのです。出産後は、二人でどんな子育てをしたいのか、どんな家族になりたいのかなど具体的に2人で話し合ってみましょう。そういった先の話をすることで、子どもに対するお互いの気持ちが理解できるはずです」

 

積極的ではない夫には、具体的な数値を見せつける!

それでもパパが積極的に妊活しないならば、別角度からアプローチしてみましょう。一つのやり方として、妊活をより具体的に数値化してみることもおすすめ。「男性は数字にすることで、『なるほど!』と納得する場合があります。妊活に関する様々なデータを具体的に示すことで、気持ちにスイッチが入るかも知れません。“そのうち何とかなるよ”という言葉が口ぐせになっているパートナーにこそ、数字で教えてあげてみましょう」

 

ちょっとしたことでも、真剣に話し合う時間を持つ

冒頭にお話したように妊活はひとりではできません。お互いが協力し合うことで初めて妊活ができ、出産、そして子育てが始まります。「2人で真剣に話し合うことで、改めて相手の考えを知ることができ、お互い足りなかったことが見えてくるはずです。ちょっとしたことでも話し合う時間を持つことで、男性側も知識も増えて妊活に積極的になってくれるかもしれません」。

夫婦が同じ気持ちを持ち、一緒に妊活することで深い絆がきっと生まれるはずです。

 

教えてくれたのは…sowaka women’ s health clinic  竹元 葉 院長

【PROFILE】
順天堂大学医学部卒業。産婦人科専門医/医学博士。思春期から老年期まですべてのライフステージにおける身近なかかりつけ医として「sowaka women’ s health clinic」を開院。女性医師・女性スタッフのみで診療を行う。

 

 

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