女性が抱える健康課題を技術や知識、サービスで解決することの総称とされるフェムテック・フェムケア。男性版はメンテック(オムテック)といわれている。メンテック(オムテック)の代表的な症状のひとつがAGA(男性型脱毛症)。いまや脱毛症は治る病気といわれており、様々なクリニックで治療を受けられ、治療法も日々進化している。AGA治療の最新技術のひとつが、針なし注射だ。
日本初の技術「針なし注射」とは
薄毛治療をメインに行うDクリニックとメンズシャンプー「スカルプD」などで知られるアンファー株式会社が共同開発したのが針なし注射機器。圧力によって薬剤を皮下に注入するため、注射器のような痛みがなく、患者の負担を軽減するメリットがある。
針を使用することで起こり得る様々なリスクがなく、安全な施術ができるのが特徴だ。
また、注射と比較して薬剤が皮下に入る際、広い範囲に分散されるので薬剤が広く行き渡るのも利点だ。
「針なし注射」でできる「幹細胞培養上清液毛髪再生治療」とは
Dクリニックで「針なし注射」を使用して行っているのは、「幹細胞培養上清液毛髪再生治療」。幹細胞培養上清液という、幹細胞を培養する過程で精製される「上澄み液」を皮下に注入し、毛髪再生を促す治療法だ。
この上澄み液には、多くの研究で生理活性物質(※1)が大量に存在することが証明されている。細胞上清液に含まれる成分は、体の組織や臓器の再生に働くなどの効果が期待される。美肌治療ではすでに使われているが、全身の細胞の活性化と損傷した臓器の回復効果も期待でき、AGA治療にも期待されている成分だ。
※1 生理活性物質とは、生体の生命活動や生理機能の維持および調節に関わる化合物で、成長因子、免疫調整因子、エクソソーム、抗炎症因子、神経再生因子などが挙げられる。
針なし注射の治療はどこで受けられる?
針なし注射を使った「幹細胞培養上清液毛髪再生治療」を行っているのは、Dクリニック。
東京・新宿・名古屋・大阪・福岡・札幌で頭髪治療において300万人(※2)の治療実績を有する発毛総合クリニック。AGAや女性の脱毛症をはじめとする男女の頭髪の悩みに寄り添う治療を行っている。
https://www.d-clinicgroup.jp/clinic/
※2 1999年7月~2023年1月 Dクリニック、クレアージュ延べ患者数
AGA治療がまた一歩、身近なものに
メンテックやフェムテック関連の治療には、体に負担がかかるものも少なくない。それが原因で治療を受けたくないと思う人も一定数いるだろう。その点で、体の負担をできるだけ少なくする治療技術を開発することもメンテック(フェムテック)のひとつといえる。今現在メンテック(フェムテック)関連で悩んでいることがあったら、どんな治療法があるか調べてみると、より体への負担が少なく、自分に合った解決策が見つかるかもしれない。