紗栄子に学ぶ色気の極意。“女度を上げたい”日は一粒パール

ファッションやビューティ、日ごろ気になっていることを、紗栄子が素敵な写真と共に日記感覚で綴る「LE JOURNAL」。今回は【パール】について。“私にとって、色気とか女とか、そういったものとパールがイコール”と語る紗栄子とパールの物語。パリのアパートで撮影した写真と一緒にお届けします。

“おしゃれは名刺”と語る紗栄子が昔から変わらず大切にしているもの

少女性は永遠に好き。イメージは、映画『愛人/ラマン』のヒロイン


ジュエリーと一口に言っても、ダイヤモンドやカラーストーンなどたくさんあるけど、私は「今日は女度を上げたいな」とか、「ちょっとセクシーな気分」って思うときは、豪華に輝く宝石より、繊細に艶めくパールを選ぶことが多いの。小さいとき抱いた大人の女性像がパールをサラッとつけている女性だったから、「大人になったら、本物の一粒パールを持っていたいな」って思ってた。私にとって、色気とか女とか、そういったものとパールがイコールになってる。

私が初めてパールをつけたのは、確か17〜18歳のころ。母親からおさがりの一粒パールをもらって、いまでも大事にしています。そのころの、少女の揺れ動く気分を思い出す、ちょっぴりノスタルジックな撮影を私が大好きな街、パリのアパートメントで行ってきました。

今回の撮影での女性像は、もしいま私が若かったらこんな風にパールを楽しむだろうなって想像したもの。イメージは、映画『愛人/ラマン』に登場する主役の女のコ。カンカン帽に三つ編み、そこに一粒パールのピアスをつけたくて。パリのアパートメントでの撮影で実現しました。いまの私の年齢でこれをやったらヤバいけど(笑)、こういう少女性は永遠に好き。

愛をシェアできる人になりたい。紗栄子の生きる理由、頑張れる理由とは

少女からおばあちゃんまで本物のパールは裏切らない

上から:ダイヤモンドつきパールリング「バランス クラス」¥1,380,000、パールリング「バランス シグニチャー」¥275,000、パールピアス「バランス プラス」¥200,000、パールネックレス「バランス シグニチャー」¥435,000(全てTASAKI)

ピアスもネックレスも一粒パールに惹かれるのは、どんなシーンや年代でもつけられるところ。若いころに背伸びしてつけてもきっと似合うし、おばあちゃんになっても一粒パールは裏切らない。私もこれから先、ずっとつけ続けるだろうなって思うから、一粒パールは本物を持っていたいと思います。

パールはそれぞれの年齢で違う表情を楽しめるところが魅力。大きなダイヤモンドのリングは年齢を選ぶけど、一粒パールは世代を選ばない。だから少女から大人の女性まで楽しめる、特別な存在。若いころはゴージャスなジュエリーに憧れてたこともあったけど、30代になったいまもまだ私には似合わない。成功のステータスとして宝石やブランドがあるのかもしれないけど、そういう価値観でものを持っても、全然追いついてない自分がいるし、ふさわしくない自分が無理やり持つのもかっこ悪いから。

でもパリに来ると、パリの女性はみんなそれぞれが自分に似合うものを知っていて、ブランドやステータスに振り回されていないから素敵だなって思う。自分の価値観で生きているところに憧れる。私の母親からもらったパールも、有名ブランドでもなんでもないけれど、私にとっては一番価値があるものだし、それにふさわしい女性でいたいなって思います。

忙しい大人こそ花のある暮らしを。紗栄子が“余裕のある女”なワケ

自分のためにつけるパール

パールピアス¥247,000(TASAKI)、ハット¥14,800(CA4LA)、レースショーツ¥25,000(Chiyono Anne)、トップスは私物

いまの私なら、一粒パールのピアスをシンプルなドレスにプラスしたり、ネックレスをTシャツの中に忍ばせたりするつけ方が好き。服の下に忍ばせても誰にも見られないけど(笑)、お風呂でTシャツを脱いだとき、裸に一粒パールのネックレスがついている自分を鏡で見るのが好き。

誰のためでもなく自分のために、自分が好きな女性でいること。そのためにパールが必要だったりします。でもこれは、全てにおいてそうかも。下着でも香水でも、自分が心地いいかどうかが基準。男性ウケや周りにどう思われるかより、自分が誰よりも自分を喜ばせてあげたい。そのほうが、ずっと大事だと思うから。そのひとつが、私にとってはパール。もちろんTPOもとても大切だけど、周りの意見より自分の「好き」をつらぬいたほうが輝けるって私は思ってる。そういう自分を好きになってくれるひとと一緒にいるべきだと思うし、自分のことを好きでいられる女性に1日でも早く近づきたいよね。

大胆な肌見せがカギ♡紗栄子がピンクをセクシーに着こなす

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photo_SASU TEI[w]
styling_FUKAMI
hair&make-up_MIFUNE[SIGNO]
direction_MIKU NISHIZAWA[LVTN]
model_SAEKO
edit_SATOKO ISHIKAWA[vivace], FASHION BOX
sweet 2019年8月号

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