ゲスい質問も上等な突撃体制で取材するこのコーナー。今回は、まさかの続編登場にザワザワしている『マレフィセント2』。妙にセクシーなマレフィセントを愛するオーロラ姫を演じたエルたんことエル・ファニングに直撃。
Elle Fanning エル・ファニング
1998年4月9日、ジョージア州生まれ。姉ダコタが出演した『I Am Sam アイ・アム・サム』(01)で、ダコタの幼少期を演じて映画デビュー。ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』(10)やJ・J・エイブラムス監督の『SUPER 8 スーパーエイト』などで主演したほか、最近は『ネオン・デーモン』(16)などのアート系作品にも出演。
オーロラ姫が帰ってきますよ〜
エルたんといえば、最近だと『ネオン・デーモン』とか『ガルヴェストン』とか、けっこうツウ好みのアート系映画に出まくっているんだけど、久しぶりに大作に帰ってきたわよ。それも眠れる森の美女=オーロラ姫役で話題になった『マレフィセント』の続編!
「前作の公開から5年も経ったんだけど、本当にすぐにオーロラ姫の感覚を取り戻せたわ。前作ではマレフィセントとオーロラ姫の関係をオチにしていたんだけど、今作では強い絆で結ばれている2人に危機が訪れるの。それも、オーロラ姫の結婚式のときを狙って。それでマレフィセントが助けに来るんだけど……、この先はネタバレよね(笑)。
なにせ、前作で見せられなかったオーロラの心の内とか、あのあとの成長を見せられることにワクワクしているのよ。あ、今回のオーロラ姫の衣装もすっごい素敵よ。クラシックなドレスで、もろ『眠れる森の美女』の世界。役作りは衣装にも助けられたわ〜」
そういえば、エルたんの長いキャリアのなかでも、ファンタジー映画の出演は少ないし、おまけにキャラクターものってなかなかないものね〜。
「そうなの! そのうえ、続編ってこれまでで初めての経験なのよ。時間をあけて同じ役を演じることって、そのキャラクターの成長と自分の成長の両方を見せることができるってことに気づいて、今回の出演はとても嬉しかったのよ」
マレフィセント役も前作と同じくアンジェリーナ・ジョリー。アンジーとはどういう関係?
「前作のとき、私は14歳だったから、アンジーと私は大人と子どもっていう感じだったのよね。でも、今の私は21歳。今作でアンジーに再会して、ようやく女性同士の共演者としてすごく仲よくなったと思うわ。しかも彼女、前作からプロデュースも兼務しているから、不安があったらすぐに相談できるってのもよかったわね(笑)」
ディズニーのキャラクターを演じてる人には失礼な質問かもしれないけど、お気に入りのディズニー作品って何かしら?
「アニメーション版の『ライオン・キング』! 今年、実写版になったバージョンはまだ観ていないんだけど、本当にあれは好きで、何度もビデオで観ていたわ。やっぱり名作が持つ力って違う、って感じるの。もちろん、『眠れる森の美女』も当然大好きなんだけどね」
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『マレフィセント2』
story:永遠の眠りから目覚めたオーロラ姫(E・ファニング)が王子と婚約。結婚式の日、オーロラ姫にある危機が迫り、彼女を救うためマレフィセント(A・ジョリー)が現れる。
監督:ヨアヒム・ローニング
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、ミシェル・ファイファー ほか
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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取材・文_よしひろまさみち
写真_Splash/アフロ
web編_FASHION BOX、安藤彩紀[vivace]
(sweet 2019年10月号)
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