紅葉や桜の時期に乗りたい！スイーツとお酒を堪能できる鉄道

美味しい料理を満喫できるリゾート列車は、現在では全国各地で運行されている。車両だけでなく、提供される料理の内容やスタイルなども、各社とも工夫を凝らしている。そんな中でも、特に個性あふれる観光列車を厳選。絶景とグルメの旅へ、さあ出かけよう。

厳選した信州プレミアムワインを地元食材にこだわったディナーで

自然と文化に恵まれた軽井沢から、歴史の街・上田や善光寺のお膝元・長野を結ぶ、懐かしく新しい列車。「ろくもん」の名は真田家の家紋「六文銭」に由来する。席種はカウンター席やソファ、和風の個室など多彩だ。

信州プレミアムワインを楽しめるのが「ろくもん３号」。軽井沢発のディナープランで、厳選されたワインを月替わりで提供する。「１号・２号」では、地元の銘店による洋食のコースや懐石料理が味わえる。

ろくもん3号の食事は、沿線のワイナリーにあるレストランが手がける、ワインと相性抜群の洋食。

長野県産の木材を使った、快適でぬくもりのある空間。車内は木のプールなど、大人も子どもも楽しめる。

厳選された信州ワイン4～5種類を、月替わりで提供。他の食事付きプランでも、ワインを選択することができる。

ろくもん

車両デザインは水戸岡鋭治氏。ボディカラーは真田の「赤備え」をイメージ。六文銭なども配されている。

しなの鉄道
運行区間：軽井沢～長野
運行日：金・土・日・月曜（運休日あり）
所要時間：2時間7分～2時間26分
乗車料金：￥15,100（食事付きプラン）、￥1,020（乗車プラン指定席料。別途乗車券が必要）
問い合わせ：しなの鉄道ろくもん予約センター
電話：0268-29-0069

紅葉や桜の絶景、修験道にルーツを持つ古刹、自然と風土がもたらす絶品料理や銘酒など、世界遺産の吉野には数多くの魅力が詰まっている。大阪と吉野を結ぶ「青の交響曲」は、濃紺のボディと非日常的な雰囲気漂うインテリアが特徴だ。

ラウンジ車両にはスイーツや軽食だけでなく、アルコールも充実。特に日本酒は、沿線の地酒を飲み比べできるセットが人気。日帰り旅行のスタートや締めくくりにぴったりだ。

吉野や御所・葛城の「地酒飲み比べセット」（￥1200）を2号車のバーカウンターで販売している。

2号車にはラウンジスペースも。ゆったりとしたソファで、好みの飲み物を手にくつろげる。

所要時間が短いため、提供される料理は「季節のオリジナルケーキセット」（￥1100）など、軽食やスイーツがメイン。

青の交響曲（シンフォニー）

四季折々の美しい風景と、歴史に触れられる吉野の紅葉は、春の桜に引けを取らない美しさで知られる。

近畿日本鉄道
運行区間：大阪阿部野橋～吉野
運行日：水曜を除く毎日
所要時間：約1時間20分
運行料金：￥720（別途普通運賃が必要）
問い合わせ：近鉄電車テレフォンセンター
電話：050-3536-3957

公開日：2019.11.13