車好きで有名な唐沢寿明が妻・山口智子と愛車ポルシェで被災地支援

（2020年4月8日更新）

根っからのクルマ好きであり、何より運転が大好きな唐沢寿明さんは、全国各地のクラシックカーラリーへの参加経験を持ち、その歴史は20年にも及ぶ。そんな唐沢さんが、奥様の山口智子さんと愛車のポルシェ356スピードスターで参加した、チャリティ・イベントのレポートとともに、車との付き合い方を紹介する。

≪目次≫

唐沢さんは愛車と共にラリーに参加し被災地を支援
未来の車好きたちと積極的に交流する唐沢さん
主催者兼参加者としてラリーを盛り上げる唐沢さん
唐沢さんの愛車ポルシェ356とは？
唐沢寿明 Profile

唐沢さんは愛車と共にラリーに参加し被災地を支援

唐沢寿明が山口智子とツーショット！愛車ポルシェで被災地支援 — 出典: FASHION BOX

俳優の唐沢寿明さんが発起人となった、クラシックカーラリー「GO！ GO！ラリー in東北」が10月5日～6日にかけて開催された。クルマ好きの間では広く知られていることだが、唐沢さんは根っからの車趣味人でありクラシックカーラリーへの参加を始めてからは、もう20年ほどになるベテランでもある。

「これまで多数のラリーを経験した中で、クラシックカーで走行しているとルート上の地元の見学者の皆さんが、とても喜んで見てくれているということに気がつきました。それならば、被害に遭いながらも未来に向かって立ち向かっている被災地をクラシックカーで訪問し、地元の皆さんがそれを見学して楽しんでくれるのなら、それも復興支援の一つの方法かもしれないと思ったのです」

そう、このイベントは2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」で大きな被害を受けた東北地方を走行ルートとした、チャリティ・イベントとして開催されている。

開会時に唐沢さんは「3年ぐらい前に石巻の方とお話しする機会があったのですが、震災直後は多くの人が来てくれましたが、最近では来る人の数が減っているのでとにかく人に来てほしいと。それなら、クラシックカーラリーを開催することで参加者が集まり、また食事や宿泊などで少しは貢献できるのでは、という思いから開催することを決めました」と話された。

ちなみに唐沢さんの愛車であるポルシェ初のスポーツカー356は、1948年から生産が開始され、1965年に後継車種である911が登場するまで、毎年のように改良されながら作られてきた。356の中でもスピードスターはレース用として開発されて、軽量で重心も低い。現代のクルマと違って、簡素といっていいくらい必要最小限の装備しか付いていない。もちろんエアコンなども装着していないから、操縦に夢中になる運転手よりも隣に座る人のほうが大変だろう。

イベント開催にあたり、唐沢さんが同じ356を愛好する友人に声をかけたところ、その趣旨に賛同し25台もの356が集合している。そのほかにも多種多様なモデルが集まり、参加車両は全体で120台にも上り、さながら『走る自動車博物館』という趣だ。

唐沢さんの奥様は言わずと知れた名女優の山口智子さんだが、もう10年以上も前にイタリアで一緒にクラシックカーラリーに参加された経験もある。そのときには、来る日も来る日も雨ばかりの悪コンディションにこりごりとなって、「もう2度とクラシックカーには乗りたくない」と宣言された模様だが、今回は唐沢さん発案のチャリティ・イベントということで、唐沢さんを応援するためにご一緒に参加された。先に紹介した通り、走ることに特化した356スピードスターのパッセンジャーシートは、快適とは程遠いながら沿道の観客に向ける笑顔がとても印象的だった。