高血圧をまねき、ひいては動脈硬化を進行させてしまう恐れのある塩分過多の食生活。塩分の摂り過ぎは絶対に避けるべき習慣といえるでしょう。今回は、医学博士の島田和幸先生に減塩のコツを伺いました。ひと工夫の調味料ルールで塩分の摂り過ぎを防ぎましょう。
無意識にかけてしまう調味料に注意！
ちょっとしたアイデアを駆使するだけでも、減塩は簡単に実行できます。
まず実践してほしいのは、卓上に調味料をおかないこと。食事中に目の前に調味料があると、味見もせずにしょうゆをかけてしまいがちでは？ また、納豆のたれやお弁当についてくるソースなど、付属の調味料を全量かけてしまうのもやめましょう。半量だけでも、味は十分つきます。さらに調味料は料理の上からかけずに、小皿に入れて料理をつけて食べる習慣にするのも減塩には有効です。上からかけると器の底に調味料がたまってしまい、不要な分まで食べものについてしまいます。
煮炊き中には調味料を入れず、食べる直前に小皿にとってつけて食べる方法も、よい減塩習慣になると思います。
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意識的に使えば、調味料は減らせる！ 調味料を減らすアイデア
調味料ルール1：卓上に調味料をおかない
調味料ルール2：付属の調味料を全量使わない
調味料ルール3：調味料は上からかけずに小皿にとってつける
調味料ルール4：食材に調味料をしみこませずに食べる直前につけて食べる
調味料ルール5：減塩調味料を使う
覚えておきたい調味料の塩分量
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このコンテンツの監修者は……
島田和幸（しまだ・かずゆき）さん
【Profile】
東京大学医学部卒業。医学博士。新小山市民病院 理事長・病院長。
東京大学第三内科、米国タフツ大学、高知医科大学、自治医科大学で、講師・教授職や病院長職などを歴任。2010年、日本高血圧学会理事長に就任。2012年、小山市民病院の病院長に就任し、2013年、新小山市民病院へ改称とともに現職となる。同年、自治医科大学名誉教授となる。第8回日本心臓財団研究奨励賞、日本高血圧学会栄誉賞などの賞歴がある。『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』（永岡書店）、『強い血管をつくる本』『詰まらない・切れない! 血管を若返らせる50の習慣』『強い血管をつくる食べ方』『専門医が教える 日本一おいしい減塩レシピ』『強い血管をつくる習慣』（すべて宝島社）、『薬を使わず血圧を下げる』（幻冬舎）、『血圧サージに殺されない50の方法』（自由国民社）など著書・監修書多数。
【オススメ記事】
［医師が教える高血圧を防ぐ方法］1日の塩分摂取量はどのくらいがベスト？
（抜粋）
TJ MOOK『決定版！ 強い血管をつくる名医のワザ』
監修：島田和幸
構成・編集・原稿：西田貴史（manic）
イラスト：MICANO
WEB編集：FASHION BOX
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