北欧には、寒さが厳しく長い冬を心地よく過ごすために根付いた文化や考え方がたくさんあります。そんな北欧の暮らしを知る素敵な方のお話をもとに、心地よいおしゃれの仕方をご紹介します。
教えてくれたのは……
コピーライター／『北欧BOOK』主宰
森 百合子さん
新著『3度めの北欧 スウェーデン西海岸、空とカフェの日々』（スペースシャワーネットワーク）を発売。そのほかの著書に『北欧のおいしい話』、「3日でまわる北欧」シリーズ（すべてスペースシャワーネットワーク）、『北欧ゆるとりっぷ』（主婦の友社）など。週1回オープンの北欧ヴィンテージ雑貨店も好評。
機能性も重視しながら、色でこなれるレイヤード
北欧では室内は暖かく、冬でも半袖で過ごす人が多いといいます。
「北欧の冬の装いは保温性や防風、防水など機能が最優先です。『天気が悪いのではない、服が悪いのだ』とはノルウェーのことわざ。室内では脱ぎ着ができるようにして、温度調節します。私は汗をかいても冷えないように、ニットや機能性肌着を取り入れています」
重ねても野暮ったくならないのは、北欧の人の色使いに秘訣がありそう。
「色を使いすぎないから、もしくは色合わせが上手だからでしょうか。帽子やストールなど身につけるものが増えても、北欧の人は全体のトーンを合わせるのが上手な気がします」
小物の力で、暖かさとニュアンスを足して
メンズの裏起毛のベストがポイント。
ニットコート¥85,000、
バッグ¥25,000、
スリッポン¥18,000／すべてミナ ペルホネン
タートルネックプルオーバー¥13,000、
キャミワンピース¥23,000／ともにネストローブ（ネストローブ 表参道店）
スヌード¥12,000／メゾン ド ソイル（メゾン ド ソイル 恵比寿店）
メンズベスト¥36,000／ヤエカ ライト（ヤエカ）
カシミアニットパンツ¥58,000／トゥジュー（トゥジュー 代官山ストア）
その他／スタイリスト私物
ワンピースにもはおりにもなる一枚が活躍
＜室内では……＞
＜はおり代わりのワンピースを脱ぐと……＞
後ろにちょこんとのぞくフードでかわいらしさも。
＜外ではショールを重ねて……＞
ボーダーTシャツ¥15,500／エム.ビー.エル（ビューカリック ＆ フロリック）
フード付きニットベスト¥40,000、
バッグ¥38,000／ともにミナ ペルホネン
カシュクールワンピース¥59,000、
ボアショール¥69,000／ともにトゥジュー（トゥジュー 代官山ストア）
パンツ¥13,800／ハンズ オブ クリエイション（エイチ・プロダクト・デイリーウエア）
スリッポン¥9,800（予定価格）／ドロゲリア クリベリーニ（ビショップ）
（リンネル編集部）
photograph: Seishi Shirakawa
styling: Nami Kagiyama
hair ＆ make-up: Ryoki Shimonagata
model: Mito Yokota
text: Miho Arima, P.M.A.Tryangle
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
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