和食は危険がいっぱい?定食も寿司も糖質がたっぷり|医師監修

糖質制限に和食は危険!? 認知症予防にもなる定食の選び方を名医が指南

和食は海外でブームになるなど、いかにも健康的なイメージがあります。しかし認知症を防ぐ食事術の観点からも、糖質制限の観点からも、両手を広げてウェルカム......というわけにはいきません。和食には糖質制限中にはあまり食べない方がいいメニューがあると高雄病院理事長の江部康二先生は言います。それはどのようなメニューなのでしょうか?

≪目次≫
●和食は糖質がふんだんに使われている!
●和食店では何を食べればいい? 寿司は避けるべき
●高級料亭のコースは要注意
●教えてくれたのは……

和食は糖質がふんだんに使われている!

糖質のことを意識しながら和食店のメニューを見ると、砂糖やミリンなど糖質をたっぷり含む定食が多いことに気づかされます。魚を素材に使った定食を見てみましょう。みそ煮、照り焼き、西京焼き、蒲焼きなどはすべて味つけのために糖質(砂糖など)がふんだんに使われています。肉を素材にした定食なら肉じゃが、すき焼き、筑前煮がNGです。

また、和食店では「ご飯のおかわり無料」をうたっているところも見かけます。糖質制限食的スタンスからいえば「タダほど怖いものはない」といったところです。

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和食店では何を食べればいい? 寿司は避けるべき

とはいえ和食店を利用するケースも少なくないでしょう。そういう場合は、今指摘したメニューは避けて、魚なら焼き魚定食や刺身定食を、肉なら鶏肉の竜田揚げ定食や豚の生姜焼き定食、しゃぶしゃぶ定食などをチョイスするようにしてください。ご飯はとらないか、とったとしてもお茶碗半分くらいに。

和食といえば寿司もありますが、これは完全にNGです。白米を使っているうえに、その酢飯には砂糖もたっぷり。避けるに越したことはありません。

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高級料亭のコースは要注意

高級料亭も糖質制限食的には鬼門となります。味つけに凝っているので、砂糖を使うことが多いためです。

高級料亭ではコースとして料理が出されます。先付に始まり、煮物や蒸し物、酢の物、あえ物、焼き物、汁物、そしてご飯。このうち安心して食べられるのは焼き物と汁物だけ。それ以外のものは糖質(砂糖など)がたくさん含まれていますので、認知症リスクがたっぷりです。

このように高級料亭は要注意ですが、フレンチのコースなどは料理に砂糖を使用していないので、パンやデザートのケーキに気をつければ、あとは大丈夫です。

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教えてくれたのは……

和食は危険がいっぱい?定食も寿司も、味つけが原因で糖質がたっぷり|医師監修
出典: FASHION BOX

江部康二 (えべ・こうじ)

【Profile】
1950年、京都府生まれ。京都市右京区・高雄病院理事長。数多くの臨床活動の中からダイエット、糖尿病克服に画期的な効果がある「糖質制限食」の体系を確立。ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』にて糖尿病や糖質制限食にまつわる情報を日々発信している。『「糖質オフ!」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる!』(PHP文庫)、『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』(ダイヤモンド社)など、多数の著書がある。

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(抜粋)

和食は危険がいっぱい?定食も寿司も糖質がたっぷり|医師監修

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著者/江部康二

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編集/株式会社クリエイティブ・スイート
編集協力/柚木崎寿久(オフィスゆきざき)
WEB編集/FASHION BOX
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