うつわは使い込むほどに味わいの深まるものですが、日々使うことで壊れてしまうものでもあります。だからこそ日頃のお手入れを丁寧にし、大切にしていきたいものですね。うつわの正しいお手入れ方法を知り、長く愛用品と付き合っていきましょう。
≪目次≫
●木製のうつわのお手入れ方法
●漆器のお手入れ方法
●ガラス製のうつわのお手入れ方法
●焼き物(陶器)のうつわのお手入れ方法
木製のうつわのお手入れ方法
木製のうつわ:NG行為
◦電子レンジ
◦オーブン
◦金属たわし
◦天日干し
◦冷蔵庫
◦食洗機
◦浸け置き
木製のうつわ:日々のお手入れ
1. ぬるま湯で洗う
使用後、油が気にならない場合は、ぬるま湯で流して洗えばOK。
2. 洗剤をつけて洗う
油が気になる場合は、やわらかいスポンジに中性洗剤をつけて洗います。
3. すすいで乾燥させる
やわらかい布巾で拭いて水気を取り、自然乾燥。常に空気が流れているところに置いておくことがベストです。
お手入れのポイント:かさつきが出たときは?
油を染み込ませる
ペーパーにエゴマ油などの乾性油を染み込ませ、うつわ全体にたっぷり塗り、余分な油は新しいペーパーで拭き取り、乾かします。
紙やすりをかける
紙やすり(400番程度)をA4サイズの1/8くらいにカットし三つ折りに。木目に沿って、なでる程度の力で紙やすりをかけます。
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漆器のお手入れ方法
漆器:NG行為
◦電子レンジ
◦オーブン
◦たわし
◦直火
◦天日干し
◦食洗機
◦冷蔵庫
◦浸け置き
漆器:日々のお手入れ
1. ぬるま湯で汚れを落とす
使用後、油が気にならない場合は、ぬるま湯で流して洗えばOK。
2. 洗剤をつけて洗う
油が気になる場合は、水で汚れを落としてから、スポンジに中性洗剤をつけて洗います。
3. すすいで拭く
水かぬるま湯ですすいだら、やわらかい布巾で拭いてじゅうぶんに水気を取ります。
お手入れのポイント
しっかり乾かし、直射日光を避けてしまう
拭いたあとは、すぐにしまわずじゅうぶん自然乾燥させておき、乾いたら直射日光のあたらないところにしまいましょう。
ガラス製のうつわのお手入れ方法
ガラス製品:NG行為
◦電子レンジ
◦オーブン
◦直火
◦金属たわし
ガラス製品:日々のお手入れ
1. 水で汚れを落とす
使用後、油が気にならない場合は、ぬるま湯で流して洗えばOK。
2. 洗剤をつけて洗う
油が気になる場合は、やわらかいスポンジに中性洗剤をつけて洗います。
3. すすいで拭く
水かぬるま湯ですすいだら、やわらかい布巾で拭いて水気を取ります。
4. しっかり乾かす
拭いたあとは、すぐにしまわず置いておき、自然乾燥させます。
お手入れのポイント
これもNG!
●非耐熱ガラス製品は温度差に弱いので急熱、急冷は避けましょう。
●無理に内側から力を加えると破損の原因になります。ひねりながら洗わないように気をつけましょう。
焼き物(陶器)のうつわのお手入れ方法
焼き物(陶器):NG行為
◦電子レンジ
◦オーブン
◦たわし
◦食洗機
焼き物(陶器):日々のお手入れ
1. においや汚れ防止に
色の変化が少ないほうがよければ、使う前に水にくぐらせて拭いてから使うと、においや汚れ防止に。
2. ぬるま湯で洗う
使用後、油が気にならなければぬるま湯で洗います。気になる場合はスポンジに中性洗剤をつけて洗います。
3. すすいで拭く・乾かす
やわらかい布巾で拭いて水気を取ります。すぐにしまわず置いておき、自然乾燥させます。
お手入れのポイント
シミがついてしまったら?
天日干しなど、しっかりと乾かすことによってシミが取れることがあります。
においが取れないときは?
鍋に水とうつわを入れて少量の重曹や茶葉を加え、割れないように気をつけながら沸騰させることでにおいが取れることがあります。
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(抜粋)
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編集:山口未和子
WEB編集:FASHION BOX
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