世の中の変化に伴って、暮らし方を見直す人が増えている今。シンプルライフ研究家のマキさんに、“新しいスタンダード”についてうかがいました。自分たちに適したベストなスタイルを見つける方法とは。
《目次》●《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
家のレイアウトを見直して仕事の効率もアップ
●《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
今の暮らしに定着した6つの「新しいスタンダード」
●《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
失敗を恐れず、試行錯誤を楽しんで
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《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
家のレイアウトを見直して仕事の効率もアップ
この春から暮らし方を見直し、自分にとっての「新しいスタンダード」が見つかりつつあるというマキさん。そのひとつが、新たに設けた、自分専用のワークスペースです。
「それまではダイニングテーブルで仕事をしていましたが、家族みんながいるとなかなかオンオフを切り替えられなくて。長女が小さいときに使っていたライティングビューローを出してきて、自分の仕事机にしました」
専用スペースなら、ダイニングテーブルと違って、作業中の資料やパソコンを置きっぱなしにしておけるのが利点。
「前は、さあやろう! と気合いを入れないと仕事モードになれなかったけど、今はいつでも取りかかれるので、すき間時間にさっと作業ができるように。キッチンや洗面室と行き来しやすい場所にあるので、途中で家事をやって、また作業に戻って……というのもラク。ちなみにウォーターサーバーのすぐ隣なので、お茶は横着して座ったまま入れています(笑)」
机の部分を閉めてしまえば、コンパクトになって動線をさまたげないのも、ライティングビューローのよいところ。
「資料や配線など雑多なものも目隠しできるので、見た目もうるさくならず、インテリアに溶け込むところが気に入っています」
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《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
今の暮らしに定着した6つの「新しいスタンダード」
【01】マスク置き場は洗面室に
洗面ボウルの横にマスクを吊るすスペースを設置。
「帰宅したら洗面所へ直行して手を洗い、マスクをはずしてハンドソープで洗って吊るして乾かす……という流れに。すぐに乾くウレタン製のマスクをメインに使っています」
【02】除菌スプレーは玄関扉へ
帰宅後に除菌するのを忘れないようアルコールスプレーは玄関ドアへ。
「『TOWER』シリーズのマグネット式シャワーホルダーをドアに張っています。マグネットの強度があるので、ポンプを押したときにずれることもありません」
【03】宅配の荷物が届いたらまず殺菌
荷物が届いたら、まず玄関で箱全体にアルコールスプレーを吹きつけるのがルール。
「そのまましばらく放置してから、荷解きをします。もともと日用品や食品は宅配を利用していましたが、さらにその機会が増えました」
【04】子どもの勉強はオンラインで
子どもの塾もオンライン配信が中心になったため、集中してできるようヘッドセットやタブレットを用意。
「家庭学習の時間が増えたことで、親がすぐ近くで見守り、苦手な分野をサポートできるようになりました」
【05】水を入れたマイボトルを家から持参
外出時には、ウォーターサーバーの水を入れたマイボトルを持ち歩くように。
「ペットボトルの水を買っていたときとコストは変わらないし、何よりごみの量を減らせるのが利点。いざというときの備蓄飲料にもなります」
【06】エコバッグとミニ財布を持ち歩く
いつも使っているバッグにはエコバッグとハンドジェルを常備。
「Shupattoのエコバッグはたたむのがラクだし、収納力も充分。荷物が増えた分、財布は長財布からコンパクトなCartolareのミニ財布へ替えました」
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《マキさんが考える、心と暮らしの整え方》
失敗を恐れず、試行錯誤を楽しんで
まだ日常生活の変化に慣れず、落ち着かない毎日……という人は多いはず。どうすれば、自分たちに適した“新しいスタンダード”が見つかるのでしょうか。
「最初から、完璧な形にならないのは当たり前。わが家でもそれは同じで、マスクの置き場所ひとつとっても、置き忘れが発生したり、家族に浸透しなかったり……と何度も失敗を経て、今のスタイルに落ちつきました」
ベストなスタイルを見つけるには、「まずやってみる!の姿勢が大切」とマキさん。
「人によって、合うスタイルはそれぞれ。最適な方法が見つかるまでは、ほかの人のやり方をどんどん試してみたほうがいい。試行錯誤のうえで残ったやり方が、その家にとっての“新しいスタンダード”になるんだと思います」
さらに、変化を不安がるのではなく、「思い切って楽しもう」と、思考をポジティブに切り替えることも必要です。
「これから先、また状況が変わる可能性もありますよね。それなら、“楽しんだもの勝ち”と考えていたほうが、ゆとりを持って過ごせると思うんです」
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photograph_Keiko Ichihara
text_Hanae Kudo
(リンネル 2020年11月号)
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