毛布は掛け布団の上と下、どっちに重ねたほうが温かいの?

いい睡眠が取れないと悩んでいる方は、一度睡眠環境を見直してみましょう。睡眠を妨げる原因がわかれば対策も立てられます。日本睡眠科学研究所所員の志村洋二さんが不眠の原因への対策を教えてくださいました。

教えてくれたのはこの方

日本睡眠科学研究所所員
志村洋二さん

大学と連携し、睡眠についての研究とそれに紐付いた寝具の開発を行う。最新の睡眠研究の情報を収集・分析し、暮らしにどう活用すべきかを提案している。

睡眠環境を見直そう

なぜうまく眠れないのか。その原因を把握して睡眠環境を整えましょう。寝室の不満の上位にあがった事項を中心に解決策を検討します。

寝室環境が不満足な理由

1位 騒音・うるさい
2位 寒い・暑い
3位 光・明るい

1: 騒音問題

出典: FASHION BOX
BOSE SLEEPBODS
¥30,000/ボーズ

室内の騒音は耳栓などで対策を

家族のいびきなど騒音のもとが室内にあったら、寝室を分けるのが手っ取り早い解決策。住まいの問題で、道路・電車・家電音などの騒音が気になる場合は、耳栓やノイズキャンセル機能のあるヘッドホンなどを活用して。

出典: FASHION BOX

右:ワイヤレスで外出先でも

やわらかなシリコン製で耳の形状にやさしくフィット。ワイヤレスなので邪魔にならず、出かける際や、カフェでの読書、電車に乗っているときなどにもぴったり。

左:収納と充電が一体に

収納ケースにしまえば充電スタート。ケースから取り外せばスイッチいらずでノイズマスキングが開始。耳につけるだけのシンプルな操作性もいい。

2: 寒い・暑い、室温問題

毛布は素材によって羽毛布団の上か下か決まる

ウール、綿、シルク、麻などの天然繊維は吸湿性に優れているので、羽毛布団の内側に入れて。アクリルやポリエステルなどの化学繊維は天然繊維に比べると吸放湿性が低く、汗などで蒸れやすいので羽毛布団の外側に重ねるのが正解。

オススメ:毛布の代わりにシルクの布団を投入

シルクからつくられる真綿には肌と同じタンパク質成分が含まれているため、肌にやさしくまるで繭に包み込まれているよう。薄くて軽いのにとても温かく、羽毛布団と体との隙間を埋めて心地よくフィットします。

出典: FASHION BOX

〈上〉中・外すべてシルク100%の珠玉の毛布。

&Free近江真綿肌掛けふとんシングル ¥100,000~。

〈下〉中綿はシルク、外側生地はシルク混生地を使用。

ソワージュシルクコンフィーター¥50,000(150cm×210cm)/ともに東京西川(西川産業)

3:光・明るさ問題

朝はカーテンを開け太陽の光の力で脳の覚醒を

ブルーライトや朝日を浴びると脳は覚醒し、眠気が覚めます。就寝前にスマートフォンなどを見るのは避け、朝はカーテンや雨戸を開けて太陽の光を浴び、自然な目覚めを心がけましょう。

(大人のおしゃれ手帖編集部)
photograph: Yumi Furuya
illustration: Izumi Okaya
text: Mizuki Sakaguchi
edit:FASHION BOX
※ 画像、文章の無断転載はご遠慮ください

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