新型コロナウイルスの影響で私たちの生活や働き方が変わったのと同様に、転職市場にも大きな変化があった模様。実際にはどんなことが起こっているのか、気になる転職市場のリアルを紹介します。
求人数は前年比減……でも徐々に回復傾向に!
コロナ禍以前は「売り手市場」といわれる、採用をしたいと思っている企業の数に対して仕事を探している人の数が少ない、求職者側が優位な状況が続いていました。その後緊急事態宣言を受け、採用活動を停止する企業が現れたことで求人数は減少。企業側が採用に優位な買い手市場へと変化しました。買い手市場は今後も続くかと思われますが、体制を整え採用活動を再開する企業も増え、求人数は少しずつ回復傾向にあります!
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コロナ禍でも求人が落ち込まなかった業界も!
コロナ禍でも求人意欲が衰えなかったといわれているのが「建築」「医療・福祉」「ITエンジニア」といった業界です。ただどの業界・職種に関しても、積極的に採用を続けているところもあれば、今は様子を見て採用活動をやめているところもあるなど、企業によって状況は様々。それでも現在求人を出しているところは、コロナ禍を経ても人材に投資する活力があるということ! 必要以上に不安を感じず、気になる求人を見つけたら応募してみるのも手!
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求職者のニーズに変化が! 人気のキーワードは「リモートワーク可」
以前は残業や通勤、勤務時間そのものを減らしたいという声が多くありましたが、在宅勤務のひろがりを受けて、働き方の柔軟さを重視する人が増加。男女問わず、働く場所や時間を自由に選択できる環境を企業に求める傾向に。転職情報サイト「マイナビ転職」では、コロナ禍後に「リモートワーク可能な求人」の特集をアップしたところ高い閲覧数を獲得。「テレワーク」「在宅勤務」などのキーワードで検索することで、多くの求人に出会えます。
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採用活動のニューノーマル。オンラインでの面接が増加
緊急事態宣言下で対面での採用活動の継続が難しくなったことで、オンライン面接を導入する企業が増加。すべての採用面接をオンラインで完結する企業もあれば、一次のみオンライン、その後は対面での面接を実施する企業も。感染症対策の観点からはもちろん、移動時間の削減や面接時間の調整のしやすさなど、求職者側にも利点が多い! 今後もオンラインでの面接を継続するという企業が多く、採用シーンのニューノーマルとして定着しそう。
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イラスト/itabamoe
(steady. 2020年11月号)
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※ 本記事内の情報は2020年9月取材時のものです
WEB編集/FASHION BOX