おしゃれで便利! プラごみを減らせるキッチンアイテムでピクニックに挑戦

 

taraさんと考える「私と地球に心地よい暮らし」

地球と私たち生物のサステナブルな未来のために、今何ができるのか。モデルのtaraさんと一緒に学び、実践しましょう。今回のテーマは「プラスチックフリーな暮らし」。まずは毎日使っているものがどんな素材なのか、見直すことから始めましょう。

 

できること → プラスチックフリーな暮らし

カンペキをめざすより
楽しめることをひとつずつ

「食」は毎日のことだから、どんなふうに取り入れられるか葉山の海辺でプラスチックフリーなピクニックにトライ。

クレープ紙製のラグに広げた、taraさん手作りのキッシュやバインミーに舌鼓。食材は使い捨てラップやジップバッグの代わりにみつろうラップで包んだり、シリコンバッグに保存したり。ドリンクは保温可能なボトルに入れて海風で冷えた体を温めて。

「使いやすいものが多かった」と話すtaraさん。プラを減らすことだけに目を向けるとストレスに感じてしまうけれど、こんなふうに使いやすくてかわいいアイテムを探せばプラフリー生活も楽しめるはず。

プラスチックフリーな暮らしを始めよう|フリースから食品ラップまでモデルが挑戦!

〈左上から時計回りに〉
スタッシャーとコラボレーションした100%天然素材のシリコンバッグ[L]¥2,200
土を再生する多年生穀物「カーンザ」からつくられたビール。ロング・ルート・ペールエール、ロング・ルート・ウィット各¥440/ともにパタゴニア(パタゴニア プロビジョンズ)
スープをジャーに入れて使い捨てのプラ容器を軽減。温冷どちらも使える真空断熱スープジャー(JBR-300)¥4,500/サーモス
オーガニックコットン、みつろう、ホホバオイル、天然樹脂が原材料のくり返し使えるラップ。aco wrap みつろう色、翡翠色各Lサイズ¥2,650/aco wrap
ステンレス素材のトラベルタンブラー(500mL)¥2,800/キントー
水に強い工業用クレープ紙でできたピクニックラグ(M)¥1,300/クレプ(山陽製紙)
ウールコットンケーブルスロー¥15,000/プリスティン
ジャン=マルク・ブリニョさんが造る自然派ワイン『海にプラスチックを捨てないでください』(協力:ビアンカーラ)など、その他は私物
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プラスチックフリーな暮らしを始めよう|フリースから食品ラップまでモデルが挑戦!

リアルフリースコート¥43,000/プリスティン(プリスティン本店)手に持ったボトルは上の写真と同じ

これからの季節に大活躍するフリース。一般的にはポリエステル素材が主流だけれど、プリスティンのものは、表にウール素材、肌に当たる面はオーガニックコットンを用い化学繊維不使用。環境にやさしいのはもちろん、軽くて暖かいから、実用性も兼ね備えています。洋服はできるだけ天然素材を選んで洗濯時に出るマイクロプラを減らす生活を。

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プラスチックフリーな暮らしを始めよう|フリースから食品ラップまでモデルが挑戦!

〈右〉ワイルド・ソッカイ・サーモン オリジナル(2食分)¥1,580
〈左上〉サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 レモンケイパー¥780
〈左下〉サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬 スパニッシュパプリカ¥780/すべてパタゴニア(パタゴニア プロビジョンズ)
ラグは上の写真と同じ

アウトドア企業、パタゴニアが手がける食品「パタゴニア プロビジョンズ」は屋外で気軽に食べられるよう味つけ済み。漁法にこだわった天然サーモンの燻製はキッシュの具材に、缶詰のサバはパンにはさんでバインミーにアレンジ。

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タラのまとめ

今回提案させてもらったプラスチックフリーのピクニックが特別な時間となったように、自分の“好き”や“楽しい”から生まれるエシカルな行動はきっと無理がなく、地球のためにも、自分のためにも作用していくと思います。

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tara  プロフィール

プラスチックフリーな暮らしを始めよう|フリースから食品ラップまでモデルが挑戦!

オーガニックコットンの奄美大島泥染めロングドレス¥66,000/コズミックワンダー(センター・フォー・コズミックワンダー)

tara/5歳よりバレエを始め、15歳で単身渡米。ヒューストンバレエⅡの研修を経て、チェコ、クロアチアの国立劇場でソリストとして踊る。2016年拠点を日本に移し、モデルとしての活動をスタート。認定トレーナーであるジャイロトニックジャイロキネシス(R)の指導、バレエ講師、ヴィーガン・グルテンフリー料理のレシピ開発、ケータリング、イベント等にも出店している。

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model & food_tara
photograph_Miho Kakuta
text_Nao Yoshida
リンネル 2020年12月号
web edit_FASHION BOX, Ayaki Ando[vivace]

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