“ついで掃除”でキレイな家をキープ! 時間をかけずに汚れをリセットするコツ

掃除の手間はかけたくないけど、きれいな部屋は保ちたい……。そんなワガママを叶えるカギは、日々の“ついで掃除”にありました。時間をかけない掃除をシンプルライフ研究家のマキさんに教えていただきました。

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「心地いい暮らし研究会」のマキさんが考える、心と暮らしの整え方
Vol.7 時間をかけない掃除

汚れはその場でリセット。平日の掃除時間はほぼゼロに

毎日の床掃除はロボット掃除機におまかせ

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
昨年お試しで使ってみたところ、その手軽さに「すっかり手放せなくなった」というルンバ。「毎朝同じ時間に動くようセットしておけばアラーム代わりにもなって便利。これで平日の掃除時間はほぼゼロになりました」

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
掃除機がけはキッチンだけでOK!

一段床が高くなったキッチンだけは、コードレスのスティック掃除機を併用。「小さなスペースなので、あっという間に終わります」

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共働き夫婦必見! 掃除の負担を減らし、効率的に汚れを取り除く方法

 

日々の“ついで掃除”で、きれいをキープ

《KITCHEN/キッチン》
汚れを見つけたら、その場でリセット

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
夕食後、後片付けのタイミングでキッチンの壁やコンロを拭き掃除。「飛び散った水や油汚れは、見つけたときにセスキ水を吹きかけ、その都度ふきんで拭き取るだけ。わざわざ掃除をしなくても、ついた汚れをその場でリセットするだけで、いつもきれいなキッチンを保てます」

《KITCHEN SINK/キッチンシンク》

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
食器を洗ったついでにシンク内も洗い、ふきんで水を拭き取っておきます。「キッチンのまわりにものを置かないようにすれば、拭き掃除もスムーズです」

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
掃除に使う酸素系漂白剤などは、IKEAのシュガーボトルに入れて出しやすく。セリアのラベルを貼れば中身が一目でわかります。

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《BATHROOM SINK/洗面ボウル》
洗面ボウルは手洗いのついでに

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
ハンドソープで手を洗ったついでに、手についた泡で洗面ボウルも掃除。「せっかくついた泡がもったいないなあ、とこの方法に。今はひんぱんに手洗いするので、毎回素手で軽くなでるだけでも充分」

 

《TOILET/トイレ》
掃除道具や洗剤はシンプルなものを

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
トイレ掃除も「トイレを使ったついで」に行うのがマキさん流。「ブラシは使わず、トイレ用のシートで床や便器をさっと拭くだけ。汚れが気になったらこすり洗い不用の『スクラビングバブル』も併用」

 

《LIVING ROOM/リビング》

平日の掃除時間がほぼゼロに! 人気ミニマリストが伝授 “ついで掃除”
テーブル拭きはウェットティッシュを活用。すぐ手に取れるよう、テーブル横を定位置に。

 

掃除のハードルをいかに下げるかが大事

いつもきれいな部屋を保っているマキさんですが、実は「掃除が嫌い」ときっぱり。

「みんな同じ気持ちだと思いますが、掃除をする時間があるなら他のことをしていたい。でもきれいな部屋は好き。できれば掃除をせずに、きれいな部屋で心地よく過ごしたいんです(笑)」

そんな、一見矛盾した願いを叶えようとマキさんが考えたのが、日常の中で行う“ついで掃除”です。

「手を洗ったら、手についた泡で洗面ボウルをぬぐっておく。テーブルを拭いたら、ダイニングの椅子も軽く拭いておく。私の場合はわざわざ“掃除の時間”を作るよりも、日常の流れに組み込んだほうがらくなんです。ただし、ものが多いと、その都度どけて拭かなければならず面倒。床もキッチンも、なるべくものを減らしておくことで、ついで掃除がスムーズになります」

ウェットティッシュやハンドソープなど、普段使っているものを掃除に活用するのも、思い立ったときにさっと掃除するためのコツ。

「シンプルなグッズを使っていたほうが、何かのついでに掃除しやすい。単機能のグッズや洗剤は使わず、セスキ炭酸ソーダのような複数用途で使えるものをそろえています」家じゅうをピカピカにしよう!と気合いを入れるのではなく、「汚れがなくなればOK」とゆるく考えることも、掃除のハードルを下げるためには大切です。

「『今よりきれいな状態にしよう』と思うと、掃除が苦手な人は、余計に億劫になってしまう。汚れを拭き取る、ほこりをなくす、テーブルにちらかったものを戻す……など、マイナスの状態をゼロに戻すだけなら気負わずにできます」

理想は、掃除を日常の延長にして、「気づいたら終わっている」仕組みを作ること。

「ついた汚れをその場でリセットしていれば、掃除の時間を作らなくても、きれいな部屋はキープできます」

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教えてくれたのは……

マキさん

【Profile】
シンプルライフ研究家。人気ブログ「エコナセイカツ」では、不要な家事をしない、シンプルな暮らしを発信する。マキさんのYouTubeチャンネル「エコナセイカツ」もチェック!

 

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photograph_Keiko Ichihara
text_Hanae Kudo
リンネル 2021年1月号

web edit_FASHION BOX, Saori Hidaka[vivace]

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